学連合宿・関東リレー

20050206_01
 毎年恒例の合宿・リレーの組み合わせです。 合宿もリレー対策が中心だったのでリレー三昧。


 関東リレーは恒例の大学OB対抗。現在2連覇中の筑波大0Bは今年も2チームに分けての出場です。昨年は優勝チームにはなれませんでしたが、個人的には2年連続1走トップゴールなので、その記録を伸ばすためにも1走でした。今年は鹿島田さんたちも1走なのでかなりの接戦になると予想され、学連合宿のナイトメニューでも取り上げられた「主導権」をもつ走りができるかどうかを意識して走りました。
 最初に少しミスをしたものの、3ポで西尾・鹿島田さんと合流し、その後篠原さんも合流し4人でパックを形成しました。スピードの面では鹿島田さんが引っ張っていた感じ。地図読みで少しスピードを落とすと先に行かれる。僕はあえてペースを上げずに後ろから付いて行く感じで走り、後ろから通りやすい場所を選び、また地図をちらちら見て詳細な情報を得ながら走りました。ペースは決して遅くなかったのですが、それだけで体力的な負荷はずいぶん軽く、余裕を持って走れました。
20050206_02 そのとき一番注意したのは、少しでも距離が開くと集団においていかれるので、そういうときはペースを上げて集団の後ろに追いつくことです。それは集団の中で走ることがなにより大切だからです。つまり、トップ集団は集団であるだけにどんどんスピードを上げて進んでいくけれど、1人になるとそのスピードで走ることは難しく、トップ集団との差がどんどん開くからです。
 しかし中盤からボロが出始めます。1,2走が集団で走る場合、自分だけ大きく異なるルートを取らずに集団が選ぶルートを取るべきです。それは上述の理由によるからです。(アンカーの場合、勝負を決しなくてはいけないので賭けに出てもいよい)しかし途中でプランが揺らぎ、ふらふらするうちに3人から30秒遅れ、見えなくなってしまいました。まずいなぁ、と思いつつ、学生にも言っていた「みんなミスはするものだからそのうち見えてくる、少しでも見えれば追いつける」という課題を自分に言い聞かせ、気持ちを落とすことなく走るようにしました。
 今回幸運だったのは、その後すぐにミスをしてくれてすぐに追いついたこと。その後はあまり難しい判断に迫られることはなかったので、再び後ろにつき余裕を持ちつつ走り、終盤に体力温存。最後は周りのミスもあり、少し距離をおいてトップゴールでき、そのままトップを譲ることなく優勝しました。
 今回のリレーで得られたこととして
・集団の後ろで走ったほうがより余裕が持てる(技術面で主導権をもちやすい)
・ルートチョイスで分かれる場合、集団で走ったほうが心理的不安が少ない(集団のペースを利用できる、トップにはなれなくてもトップから遅れることはない)
・コースが分かれるときは方向転換をかなり意識的に行わないと緩いカーブを描いて曲がってしまう(集団から離れることへの不安)
・集団であるがゆえにミスに巻き込まれる危険もある(逆にいえば出し抜くチャンス)
・少しでも遅れると少なからず精神的動揺を感じる(そこでどう対処するか)
 今回の場合、体力的にあまり差がない集団だったので後ろからついていくことで余裕を感じられましたが、インカレのように体力に差があるとなかなか集団を維持するのは大変かも。世界選手権のように、ついていくだけならなんとかなるという状態の場合は、もう少し集団を利用する技術を得たほうがよい気がします。

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