写真提供:宮城島さん
結果からいうと3位でした。悔しいというが実感です。
今年に入ってからオリエンテーリングの調子がいまいちだったので、最終調整はしっかりやってきたけれど、ちょっと自信をもてないままでした。しかし、前日イベントで「注意のしどころ」がぱっと意識できたので、大丈夫と自信を持ってレースに臨めました。
プレッシャーのかかる中で、基本的な動作を坦々とこなすことの凄みを、野球のWBCを見ていて感じて、そんな場が自分に与えられたことへの喜びを感じながらのレースでした。オリエンテーリング自体はとてもいいレースだったと思います。
しかし力不足でした。終盤で足が限界に達し、最後はもうわけもわからなかったけど、とにかく叫びながら気合でゴールでした。まだまだ勝てる体ではなかったということでしょう。
イメージではかっこよく会場を駆け抜けるつもりだったし、もちろん優勝を狙っていたし、なにより思い入れのあるテレインだったので、悔しさと情けなさとでゴール直後は本当に残念でした。
今年度は最初から最後まで本当にいろいろなことがあって、最後の締めくくりにしっかり結果を残したかったのですが、結局勝てないままでした。この1年、2位か3位の繰り返しでした。何かが足りていないのです。
もう一度いいますが、レースはとてもいいレースでした。結果とか感情とかは出てこず、目の前の課題に集中し、一生懸命走り、一歩間違えればミスになる、だけどぎりぎりセーフのところを行く、そんな爽快感を感じながら走れました。この感覚は刺激的な麻薬みたいなものです。シーズンまだまだは始まったばかり。その麻薬を求めるが如く走り続けます。