あけもどろ ~プレッシャーに魅入る~

 先週、沖縄に行ったとき大航海レキオスの演出をされている平田大一さんとお会いする機会があった。舞台関係に暗い私は知りませんでしたが、沖縄を活動拠点とする大航海レキオスのタオファクトリーは全国的に注目されている劇団です。


 タオファクトリーの特徴は、役者を地元、つまり沖縄の青少年から応募して育成していくところにあります。これが地域の文化発展だけではなく、新たな雇用創出としても注目され竹中大臣が推しているということで、各方面でも取り上げられています。
 ちなみに沖縄の結婚式場には体育館のステージのような大きな舞台があり、どんな結婚式でも呼ばれた人がエイサーなどの沖縄芸能・民謡・舞踊を披露するのが伝統だそうです。みんな一芸を持っていて、舞台で演じることに慣れているわけです。沖縄出身の芸能人がたくさんいるのは、そういう素地があるからなのかもしれません。
 それはともかく、平田さんが那覇市の事業で青少年舞台ワークショップの監督として1年間指導してきた那覇の子どもたちの発表会があったのでそれを観に行く機会も持てました。
 小学生から高校生までの子どもたちがいっしょになって行う発表は、素人目に見てもまだまだ荒いところはありました。それでもとても感動的でした。それはストーリーや組踊、音楽がよかったこともありますが、失敗できない緊張した中で一生懸命プレイしているところに感激したところが大きい。
 オリンピックや野球のWBC、それからオリエンテーリングのインカレや全日本選手権などでも感じたことですが、失敗の許されないものすごくプレッシャーのかかる場面で、いつもの練習どおりに身体を動かそうとする意識を感じると、それを観ているだけでものすごくゾクゾクします。自分がそれを行っている場合は、脳内麻薬がドクドク出てくるのを感じちゃいます。
 スポーツだけではなく演劇、音楽などの舞台、ライブが感動を誘うのは、そういうぎりぎりのところでプレイする緊張感があるからではないでしょうか。それはおおげさに言ってしまえば生と死を賭けた戦いに通じるからなのかもしれません。プレッシャーを楽しむ、という感覚は大事にしたいです。


あけもどろ ~プレッシャーに魅入る~」への1件のフィードバック

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