分け入っても 分け入っても 青い山

20060813_top 山頭火がどこの山を例えにして題の句を詠んだかは知らないが、この作品から私は四国の夏山をイメージする。今日、15年ぶりに西日本最高峰の石鎚山(1982m)へマラニックへ行った。


 身体をほぐす運動をしたかったので、ゆっくり長く楽しめるコースということで、西の方の登山口「保井野」から「堂ヶ森」へ出て、尾根線を走り「二ノ森」経由で「石鎚山」へ達し、「成就社」(スキー場も近く)を経由して「西之川」へ下山するプラン。
 堂ヶ森までは一気登り。まだ下界の暑さがあり厳しい。しかし尾根線に乗ってしまえば笹の生い茂るさわやかな光景を楽しめる。堂ヶ森から二ノ森までは至極快適。涼しいし、走りやすいし、美しい景色。
20060813_dogamori堂ヶ森山頂付近
 20060813_one 20060813_ninomori二ノ森までの稜線と二ノ森のピーク
 二ノ森まで登頂すると石鎚の南壁が姿を現す。二ノ森からはやや悪路が続くが、「西の冠」と呼ばれるピークを過ぎるとアップの少ない快適な登山道。こういうところは思いっきり飛ばしたくなるけど、今日は爽やかな空気を楽しみながら楽々ペースで走る。
冠下より臨む南壁石鎚南壁
 最後は石鎚へのメインルートに合流し頂上を目指す。頂上までは普通の登山道もあるけど、鎖場を登るのが正式なルートらしい。以前、父に連れられて来たときは、怖くて逃げ出した。やり残した夏休みの宿題をやるかのような気持ちで挑む。
200608130_chain
 高いところはやっぱり苦手なので、途中で止めときゃよかったと思ったけど、でも登りきった。大人の階段登ったぜ、って感じだ。
 石鎚山頂は盛況だけど、本当の最高峰は隣の天狗岳(トップの写真)。天狗岳までは距離はないが、絶壁の上を通るのでプチ恐怖体験ができる。小さな子供もいて、すげぇと思った。自分があんくらい小さいときだったら、絶対ここまで来れないよ。
絶壁を望む岩場
 石鎚山頂ではご覧のとおりガスってしまい景色は楽しめなかった。少し様子を見たけど雨まで降り出したので下山する。下りはほんとに下るだけ。成就社から西之川まではロープウェイもあって、ロープウェイの下の駅の近くに石鎚山温泉というのがある。疲れを癒すために入浴。白く濁った石灰質の温泉だけど、料金がたったの300円。公営でもないのに、観光地のど真ん中でこの値段なのが四国らしくない? つまり八十八ヶ所巡りの「おもてなし」の精神で、高利を貪らないのだ、と勝手に納得。
 純粋な移動時間は4時間半くらいの適度なコース。四国の頂なだけあって、登山道は整備されていてかなり登りやすい。逆に玄人には物足りないかもなぁ。けれど石鎚の周りには他にもいろいろ美しい山が並んでいるので、登り応えある山はたくさんあります。石鎚ももっとマイナールートを行けば、かなりきついところもあるし。是非愛媛の山までお越しください。
 私は石鎚好きです。なんとなく落ち着く。やっぱ四国民だから。


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