全力ツアー2008 ~EOC終幕、港町タリンへ~

ミドルはなんというダメなレースだったろう。良いところがほとんどなかった。
20080602_eocmiddleこれだけボロボロだとさすがに自信をなくす。しかし今回は結果ではない。あくまで世界選手権へ向けたトレーニング。一度した失敗はしない。あと1ヶ月半、レベルの高い争いの中で自分のレースを徹底する。全てを出し尽くす。120%ではなくて100%でよい。世界選手権は結果を意識してしまうという意味でも難度の高いレースであるが、それを乗り越えるための準備として最高の環境を用意しているのだ。
よかったこと。直進には自信を持ってよい。ただし起点がしっかり把握できていることが前提(当たり前か)。ミドルB決勝の後半でライバル国と集団を形成した。ドイツ、オーストリア、スペイン、とあと1ヶ国(不明)。NT合宿のファシュタトレーニングのレベル。何かタイミングが合えば先行できる。終盤で出し抜きそのまま集団のトップでゴールできた。森林区間でのスピードに劣るとは思えない。ただし彼らはリレーがあるので流している可能性はある。
20080602_eocmiddle2リレーを残したままEOCが終わり、1週間を過ごしたベンツピルスを離れる。オーガナイザーの用意したバスで空港まで行くチームメイトとも別れ、路線バスでリガへ。リガから長距離バスでエストニアのタリンへ。思えばラトビアは過ごしやすい国であった。物価も結局のところ日本よりだいぶ安く、日に日に暖かく快適な気温になってきた。
エストニアへの旅の途中、自転車レースのため道路が大渋滞していた。トップ集団はツールドフランスばりのスピードであったが、後半はMTBで普通の服装をした普通の人々が走っていて、スポーツの裾野が広いことを改めて示された。そういえば昨日のミドル決勝の会場にはラトビア大統領が再び来ていた。
うたた寝をしているうちに国境を越え、エストニアへ。驚くべきはずっと平地が続いていること。しかも森の様子も同じような砂防林地形。北に行くほどヤブが生い茂ってくるのが不思議だ。
最近見ていないもの。山、雨雲、闇夜。。。
そして港町タリンへ到着。タリンはリガよりも近代的な建物が多く、より活気のある街というイメージだ。一泊して旧市街地をちょろっと観光し、夕方フィンランドへ渡る。
20080602_tallinn

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