しびれるような香りいっぱいの

昔アラブの偉い お坊さんが 恋を忘れたあわれな男に~♪
高速道路を使った遠征をするとコーヒー・ルンバのメロディが頭に染み込んでしまうのは私だけではないはず。そんなコーヒー好きの私でも、昨日の三重から帰り道のコーヒーの味はとても苦い味だった。
全日本リレー。今年の締めくくりのレースは大惨敗。インタビューで高らかに優勝宣言をしたにも関わらず、メダル圏内どころか、10位にも入れないという結果は想像だにしなかった。3人ともベストレースには程遠い。私も1走でトップゴールこそしたものの、スタートの飛び出しむなしく序盤でミスし、中盤までは第2集団の中にいる始末で、ゴールタイムはよくない。その躓きが、その後に尾を引いてしまった気がする。
いつもの3人で組んだチーム。お互いに信頼があった。しかし慢心もあったかもしれない。走順はセレクションが終わった直後の9月末に決めた。冗談でこれまでやってないパターンはないかなと話し、小泉-佐々木-高橋が挙がる。冗談で言ってみたものの、当時の様子だと小泉よりも高橋のほうが断然調子がよく、1走で抜け出し、2走で逃げ切り、3走でクロージング、という作戦が一番優勝への可能性が高かったので即決した。しかし直前の調子は、力関係が変っていた。甘く見すぎていたことは否めない。リレーでこんなに悔しい思いをしたのは本当に久しぶりだ。
そんなリレーの難しさは、逆にリレーの面白さでもある。リレーでの勝利への執着がこの10年、私の活力の1つになっている。今回のリレーでの屈辱は私のモチベーションを保ち続けるにたるものだ。
茨城県にとっては好材料もあった。女子の初優勝。若い選手の活躍。とくに若手の台頭はチームにとって刺激を与えてくれる。この惨敗に沈滞することなく、来年も進化していくことができる。そして彼らの成長を助けることは、おせっかいと言われようとも私たちの役割だ。
ところで1走スタートでの私の飛び出し方は、インカレならば威勢のいい若い選手のパフォーマンスになってしまうだろう。ゆっくりとレースに入って淡々とこなしこぼれていく選手を抜いていくことがうまいレース作りと評されることがある。しかしトップに飛び出して、森の中に先頭で入り、ルートチョイスもスピードも自分のペースでレースを作る、それがリレーでイニシアティブを握る、ということだと思っている。世界ではそれすらもさせてもらえない。けど世界で勝つためには、その積極さがなくてはいつまでもトップには近づけない。そういうメッセージだと受け取ってもらいたい。
年の暮れというにはまだちょっと早いかもしれないけれど、これを10年目の締めくくりとして。よいお年を。来年も皆様にとってよい1年となりますように。
よいお年を
※歌詞引用:西田佐知子「コーヒールンバ」(作詩:J.M.Perroni・中沢清二)


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