地図読み練習 の続き の続き

という連載を企画していたのを自分でもすっかり忘れていた。この記事を読んでふと思い出す。
NT合宿ミーティング風景より
次へのアクション(方向転換や次の地図読みなど)は現地で何かを見つけたときにやる、というのが前回まで。
その何かに気づけるための練習方法について。
1.地図調査
 現地にあるものを地図にする。調査を制すればオリエンテーリングを制する。地図調査については僕の身分ではまだまだ語れない。一度も調査をしたことないのであれば、ぜひ地図調査講習会などに行ってみましょう。ただし調査がうまいと地図を描くのがうまいはまた別の話。
2.お絵かき
 まず適当なコース図を用意する。
 最初のレッグについて時間を区切ってルートを決める。最短10秒以内。はじめのうちは20~30秒かけてもよい。
 ①続いて最初のチェックポイントまでのプランを地図として覚える。時間にしてやはり10秒以内。上級者は3秒以内。もちろんできないうちはもう少し時間をかけてよい。すべての記号や位置関係を覚えていては間に合わないので、現地で見やすいものだけを拾う。
 ②その次に覚えたプランを、地図を見ないで紙に描き出す。きれいかつそっくりでなくてよいが、相対的な位置や大きさはできるだけ正確に。これも短い時間で行う。
 ①②をコントロールにたどり着くまで繰り返す。たどり着いたら次のレッグへ。
 注意しなければならないのは描き出す(覚える)ものは記憶しやすいもの(地図記号)ではなくて、現地で見やすいものであること。何をチェックポイントにすればよいか、基礎が出来ていない人は次のプラン練習から。
3.プラン練習
 適当なコース図で1レッグずつ出来る限り短い時間でプランをし、それぞれのプランについて言葉で、または地図上に線や丸を描いて発表する。やはり時間を区切ってやったほうが臨場感あるトレーニングになる。
 プランをするとき、どうしても地図上で見やすいものをチェックしてしまう。それは誰もが通る道なので恥じることはないが、「チェックポイントを岩に設定したら、現地でその岩を見に行かなくてはいけない。それはコントロールを1つ増やしているだけだ」とよく怒られる。
 2も3も自分1人でやるのではなく、誰かと行って指摘を受けるほうが上達の早道だ。レース中にプランニング時間を制約されることはないが、しかし臨場感を持たせるためには時間を区切って行ったほうがよいだろう。
 これらのトレーニングはいずれも地図を介して行われるが、いずれも重要になるのは現地がどうなっているかのイメージをすることだ。現地のイメージが出来ない人は、まずは森に足を運んだほうがいい。同じ場所をいろんな角度から見てみる。何が見やすいのか現地の感覚を覚える。そしてそれらが地図になるとどういう風に描かれるのか。レースに出てばかりだとなかなか出来ない。レースにしか出る環境がないならば、あるレースは練習だと割り切る。
 僕と親しい学生はあまりこういうトレーニングをしていないらしい。全国的にはまだ流行っているのだろうか。僕の学生時代には、朝みんなで部室に集まってお絵かき練習を繰り返していた。まあそんなクラブは当時も稀だった。
 次回で最終回。大会前のプラン練習について。


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