ときわウインターキャンプ2011

1月最後の週末は所属するクラブ、ときわ走林会のウインターキャンプ。日本語で言えば冬合宿。開催場所は千葉の房総。内陸の寒い地域に住んでいる身としては房総はかなり暖かく感じた。キャンプの内容についてはときわ走林会のブログで順次レポートされているのでそちらを見て頂くとして(→ときわ走林会ニュースの記事へ)、合宿を企画した1人として今回の合宿の狙いについて少し書いておこうと思う。
ときわウインターキャンプは発案は日本代表として長く活躍した高橋善徳さんで、彼が北欧長期遠征から帰ってきて「あっちのクラブではクラブが主体となって技術的な合宿を開催し、クラブ員の競技力向上や企画運営のノウハウを高めているんだ、ときわでもやってみようよ」、というところから始まった。そして同時にクラブのエースを決めるときわ杯も行い、当時では大学クラブでもなかなか見ないようなストイックな合宿から始まった。1回目の合宿は県内の大学生も招き、雪の富士で結構ハードに行った記憶がある。
何度か合宿を開催しているうちに、ウインターキャンプが新年会や忘年会を兼ねるようになり、会員の親睦を図る場という性格も持つようになった。ときわ杯も年齢以外にいろんなハンデを加え、誰もが優勝するチャンスがあるような工夫がなされた。
それはそれで悪いことではなかったが、時を同じくしてときわだけでなく、茨城県全体の競技力低下が見られるようになり、クラブカップや全日本リレーの成績は低迷しつつあった。よくよく考えれば、県内のオリエンティアがオリエンテーリング技術を磨く場は、日本代表チームにでも入って合宿に参加する、などしかなくなっていた。練習をしない選手は速くなるどころか、現状を維持することもできるはずはない。
そこで今回の合宿では、当初のコンセプトに立ち返り、技術的な練習を行える場を設けた。コントロール周りの動きの再確認、そしてそこでトップ選手とどれだけ差が付いているのかを実感してもらい、練習することの必要性を感じてもらいたかった。またナビゲーションのサイクルをあらためて考え直してもらい、予期・先読みをし、止まらないオリエンテーリングへ進化するヒントを提示した。そしてときわ杯は年齢以外のハンデをなくし、努力している選手が勝てる大事なレースにしたかった。
技は一度やったから身につく物ではない。しかし練習をしなくてはうまくならない、練習をすればうまくなる、そして実際にうまくなったと実感すること、そんな体験をしていない選手が多いと言うことを改めて気付かされた。トップ選手が多数在籍するときわ走林会が果たすべき役割というのは、実は親睦を図ることと同等か、あるいはそれ以上に、オリエンテーリング技術の提供というところにあるのではないかと思った。なにせオリエンテーリングは上手になればなるほど楽しいスポーツなのだから。


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