Japan Champs 2012 Long Distance

ゴールデンウィークから早1週間。4月下旬の2週にわたる世界選手権日本代表選抜合宿、その後引っ越しを行い、5月連休は大渋滞の中、広島遠征へ。落ち着く間もない連休であった。
広島へ行ったのは、今日のタイトル、全日本選手権(ロング・ディスタンス)に出場するため。
今年の日本代表チームは夏の世界選手権にターゲットを絞っている。選抜合宿もこれまでの選考レースのようにその日にフォーカスする必要はなく、その時点での実力を測定するという目的で実施された。全日本選手権も位置づけはさほど変わらず、決してメインターゲットとしては位置づけられていない。ただし、日本代表チームのトレーニングプログラムに参加している選手はそれまでに他の選手には負けない実力を身につけておくべきである、ということである。
とは言え大切なレースであることに変わりはない。僕にとって全日本選手権は優勝を目指すべき大会である。全日本の1位と2位の差は、2位と3位の差とはもはや比べられない、そんな価値観さえある。だから世界選手権に向けた大きな流れの中で、今できることはしっかり行い臨んだレース。取り組んだことは書ききれないほどあるが、プランニングの課題として次の4つの課題を決めておいた。
①アタックポイントを決めてからルートチョイスをする
②アタックポイントは明確な点で確定し、きちんとそこを通る
③ペース配分を意識する(いわゆる信号方式)
④ルートチョイスとしては急峻な斜面の登りをできるだけ避ける
実はこれは代表チームで共通の課題として取り組んできたことでもある。課題としてはオリエンテーリングに本格的に取り組み始めた頃とさほど変わっていない。これまでさぼっていたかと言えばそうではないが、スピードを出すことばかりに囚われておろそかになっていたことは否めない。今年に入ってから【基礎をしっかり】という言葉を多用してきたが、プランニングにおける基礎とはこれらのことであろう。何事も基礎がおろそかになっていてはうまくはいかない。
20110504_ajc2012さて、レースは当日の体調を含めてほぼプラン通りのレース運びができた。ただ1カ所、12番で明らかにミスだと認識するミスをしてしまった。一見すると簡単なレッグで、唯一ここだけ、課題②を行わなかった。一瞬の油断が勝負を分けてしまった。結果は2位。
優勝はもはやベテランの松澤さん。基礎をしっかりこなす力がある彼に敗れたのはある意味で納得がいくが、しかしやっぱり悔しい。その差は10秒であったが、先に述べたようにこの10秒には埋めがたい差がある。10秒を縮めるのに、いったいどれだけの時間をかけなくてはいけないのか。ずっしりとしたものを感じる。これこそが勝負の面白さであり、厳しさでもある。
選抜合宿から含めて、こうしたちょっとした油断やポカが抜けない。特によいレースをしていると欲を張ってしまう。しかし、体力面においては後半の粘りがついてきた。これは冬の鍛錬期の成果であろう。残り2ヶ月、どんな状況であっても基礎をしっかりとこなせるよう練習をすれば、これまでの走りを上回ることができる感触を得ている。今年の男子代表にはニューフェイスも2人加わった。いろんな面で楽しんでいただけるようにしっかり準備していきたい。
大会後には帝釈峡も観光しプチ新婚旅行。それなりに連休気分も満喫。新緑と青い空、赤い橋のコントラストが目に映えた。よい季節かな。
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