田舎の生活その5

引っ越しをしてもうすぐ1ヶ月が経とうとしている。が、おかげさまで家にあまりおらず、出張・遠征・合宿などで外泊の日々が続いているので、家はまだまだ片付かない。
そういえばどこに引っ越したのかをまだ書いていなかった。新天地は静岡県は大井川の上中流に位置する川根本町。南アルプスの麓、SLやアプト式鉄道で有名な大井川鉄道が走る山間の町である。そこで古民家をお借りして妻と2人で暮らしている。鴨居が低いので頭を打たないようについつい猫背になって歩いてしまう日々。
家の周りはのんびりとしたよい所。何もない辺鄙なところに住んでいる、と思われがちだが、実際は集落の中に住んでいるので少し街っぽい雰囲気もある。
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家からそう遠くない場所を大井川鉄道が走っているので、毎日SLの音が聞こえる。初めはSLを見る度に興奮したが、もはや日常となってしまった。が、まだ乗っていないので誰かが遊びに来てくれたら誘おうかと思っている。
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そしてここは川根茶で有名なお茶の産地。まわりはどこもお茶畑。さらに5月は新茶の季節。どこの農家も、農家じゃない人も、茶摘みシフトで忙しそうにされている。
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仕事の仕方も、家事の分担も変わったので、生活のリズムはまだまだ掴めていない。トレーニング環境がよいのは確かだが、それを十分に活かしているともいえない。江戸川の夜を走る感覚で夜道へ走りに出たら、真っ暗すぎて危うく遭難しかけるなど田舎ならではの苦労もある。
のんびり悠々自適な暮らしを実現するにはもっと人として成長してからでないと難しい。そんな生活は何かを成し遂げた後にしか訪れないのだろう。焦らずにじっくりと生きていこう。そんなことに気づいた1ヶ月。
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