sisu~フィンランドへ~ Nordic Tour 2013と壮行会

フィンランドの世界選手権へ向けた調整のためワールドカップへ出場してきます。
今回のワールドカップは、6/1~8の8日間でノルウェー(オスロ)、スウェーデン(ストックホルム)、フィンランド(トゥルク)を転戦するNordic Tourというシリーズ戦です。
6月
1日 sat Norway, Oslo Sprint
2日 sun Norway, Oslo Middle distance
3日 mon
4日 tue Sweden, Stockholm Knock-out Sprint
5日 wed
6日 tue
7日 fri Finland, Turku Sprint(Qualification & Final)
8日 sat Finland, Turku Chasing start
スプリントの予選決勝やノックアウト(トーナメント)形式のレースで上位に勝ち上がった場合、最大8レースをこなすことになります。僕は世界選手権ではロングディスタンスを走りますので、最後のチェイシングスタートがそれに近いレースとなります。いずれにしても世界選手権本番とは少し趣が異なる場所・コースでのレースですが、インターナショナルレースの雰囲気に慣れておき、事前にある程度パフォーマンスを計っておくことで本番に向けてよい準備ができると思い、出場を決めました。
インターネットでのライブ速報、GPSトラッキングは日本からでも見られるので(現地ではTV中継も)、ぜひ見てみてください。
ところで先日、日本オリエンテーリング協会主催の日本代表壮行会にて選手を代表してごあいさつをさせていただきました。
「2002年末に強化指定されナショナルチームメンバーとなり10シーズン目の最後にある節目のレース。また2009年に競技を休んで復帰した際に大きな目標にした大好きなフィンランドでのレース。日本チームにとって、2005年の日本開催時でも決勝に進めなかった、非常に高い壁であるロングディスタンス。そんな今年のロングにきちんと挑戦できるようになるべく、ここ4年ずっとやってきた。過去2回は思うような結果が出せなかったが、今年は過去の反省も踏まえてしっかりと結果を残したい。
この10年、いろいろな選手と切磋琢磨してきた。僕より足の速い選手、オリエンテーリングの上手な選手もたくさんいた中で、僕が10年間やってこれたのは、オリエンテーリングが好きだという気持ち、世界選手権で結果を残したいという気持ちだけは誰にも負けまいやってきたからだと思う。実際、この10年の多くをオリエンテーリングに費やしてきた。
また多くの選手たちがそうやって世界選手権を目指してきた。今の若いチームにも先人の積み重ね、日本代表の魂のようなものを受け継いでもらい、これからも日本代表が世界を目指すというチャレンジが続いてほしい。いつかは日の丸を掲げ、君が代を歌うんだという、多くの選手やスタッフ、支援をして頂いている多くの方たちの夢を実現していきたい。」
といったことを述べさせていただきました。その後の歓談では多くの方から激励のお言葉を頂き、僕としてもよい場をいただけ感謝しています。
しかし実は原稿の段階では2段落目に続きがあって、
「が、世界の舞台では僕くらいのことをやっている選手はざらで、多くの選手がオリエンテーリングのため仕事を選び、居住地を変え、人生を捧げながらやっている。強くなるにはもっともっとオリエンテーリングの為に時間を費やしていかなくてはいけない」
ということも言うつもりでした。壮行会という場でわざわざ言わなくてもよかろうと思い割愛しましたが、実際にはやはりそういう気持ちは持っています。
日本代表選手であるならば、秋のトレキャンや本番前に現地へ行って調整をするのが当たり前にならないと、夢へ近づくのは難しいと思います。それは仕事やお金の問題があるから実現できないものなのでしょうか?僕はそうとは思っていなくて、工夫と覚悟の問題だと思っています。
またこの秋から日本代表の尾崎選手がそうするように、本場北欧へ留学し、高いレベルでオリエンテーリングをする機会を増やせば、より可能性は高まるでしょう。そして、僕が次世代、今の高校生や中学生のトップ選手に期待したいのは、もはや日本の大学に進学してインカレで優勝する、といった枠組みは取っ払ってしまい、北欧の大学へ進学する、という選択肢も考えてほしい、ということです。そして選手としてのキャリアを積む間は向こうを拠点にし、常にトップレベルに身を置き、世界の頂点を目指す、そんなことを真剣に考える選手が出てきてほしいと願っています。
そんなことをして就職とかどうするんだ、と思うかもしれませんが、10年15年を海外で暮らし、しかもアスリートとして努力していた人であれば、日本に帰って来ても働き口は引く手あまたでしょう。最終的な収入や社会的地位を心配する人もいるかもしれませんが、それを取り戻すくらいの活躍はその人であれば可能だと、僕の社会人経験では断言できます。
また、日本人でも海外企業に就職し海外で働く、ということが当たり前になっていく時代、現地で暮らし続けるのも普通の選択になるんじゃないかと思います。
僕が中学高校の頃からオリエンテーリングにのめり込んでいれば、と考えてみましたが、きっと精神的に、また学力的にNGだった気がします。。。 しかし今のジュニア選手はオリエンテーリングも頭脳も非常に優秀で、すでに国際経験が多い選手も多いので、その選択を望めば実現できると信じています。
自分でやるわけでもないのに、まったく無責任な話なのですが、そういった熱い気持ちをもって真剣に取り組んでいる選手を応援・支援したいと思う人たちは壮行会に来てくれた人がその一部であるように、たくさんいます。そういった支えてくれる人の存在を選手が直に知ることが出来た、という意味でも意義のある壮行会だったと思います。壮行会にご参加頂いた皆さま、開催にご尽力いただいた皆さまにあらためて御礼申し上げます。
みなさんのご期待に添えられるよう、僕もしっかりやってきます。


sisu~フィンランドへ~ Nordic Tour 2013と壮行会」への1件のフィードバック

  1. Hidi

    ふと覗いてみました。
    海外に飛び出し、選手として活躍できるような人だったら、いくらでも仕事、そして幸せな人生をみつけることはできるでしょう。
    たまに、思い出して、応援しています。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA