全日本選手権2013 ミドル・ディスタンス

全日本選手権、ミドル・ディスタンスは結果的に準優勝であった。会場では昨年からの連覇を果たせず残念がられたりもしたが、僕としては世界選手権を終えて競技へのモチベーションが十分高まらない中でのレースで、勝敗や結果よりも自分の中でどれくらいオリエンテーリングに集中できるのか、そしてその状態を楽しいと思えるのかを問う位置づけであった。
先に結果のことに触れておくならば、まだオリエンテーリングを始めて3年目、新進気鋭の若手、杉村選手(東北大3年、静岡出身)に敗れたこともあってかあまり悔しさは湧かず、次回こそは勝ちたい、今度は負けないぞというこれまで当たり前にあった勝負への執着心も特に燃えてこず、戸惑っている自分がいるのは確か。一方で、その杉村君と一緒に来月の全日本選手権のリレー(都道府県別対抗)で静岡代表として同じチームで走り、全国の強豪チームと戦えることへはこれまで以上に楽しみを覚えていたりもする。そんなことを考えるに、きっとこれまでとは違う方向性で競技を追求する段階にきているのだろうという気がしている。
20131105_middle
さて、レースについて。まずは自分の得意な形でオリエンテーリングすることを念頭に置いた。遅いペースのレースになることは分かっていたが、しかしその中でも出来るだけ速いペースで走れるルートを選ぶことにこだわった。登るなら尾根、下るなら沢がよさそうだと考え、それをルート取りのポリシーに据えた。さらに見通しの悪い場所や微地形エリアでは方向や地形の確認に時間に当てること、アタックポイントを決めることなど、基本的な動作・思考のイメージトレーニングを三重までのドライブの中で行い、レース感覚を取り戻すように努めた。
しかし久しぶりのレースで動きが固いままスタートを迎えてしまい、スタートフラッグまでの誘導を辿り損ねたりするなど1番まではドタバタしていた。1→2の尾根沢の中を進むレッグで今日のテレインのコンディションを悟り、ルート取りの変更を検討した。朝までの雨で地面はつるつるになっており斜面はまともに登れない。尾根沢関係なく、少しでも斜面の緩い場所を選んで走ることにした。5→6だけはさすがに東の尾根まで戻る勇気はなく谷を切ったが、この谷底が厳しくて登りで苦労した。それ以外は緩斜面を狙って走った。が、結果を見るとその作戦はどうやら失敗だったらしく、どれもあまりよくないスプリットタイムを刻んでいる。
ま、結果はともかく、そんなことをいろいろ考えながらオリエンテーリングしていたその状態は心地よく(体は苦しかったが)、終わった後は爽快感が残った。やっぱりまだオリエンテーリングは好きなままだなというのがわかったのは収穫。意外だったのは走るだけのレッグのタイムが良くて、珍しく最終レッグでトップも取っていた。GPSを見ても、走れるところでは速度を回復できている。がんばればまだ第一線を張れるかもしれんね。
こういったことを考えていくといくつかのミスが悔しくなり、もっとがんばればよかったと結果に対しても欲が出てくる。準備~レース~分析、そしてまた準備、このサイクルひとくくりで競技の楽しみを形成していることを再認識した。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA