全日本選手権2013 リレー

今年最後の大会参加は15日に東京・日の出町で開催された全日本リレーオリエンテーリング大会。これは都道府県対抗で行われるもので、各県の代表選手3人がパターンが少しずつ異なるコースをリレーする(3人合わせて全パターンのコースを走破することになる)。選手権クラスの他にシニアクラス、ジュニアクラス、ベテランクラスなど各年代で競い合う大会である。
僕は選手権クラスで静岡県代表として2回目の出場。静岡男子は過去2大会で優勝しており、3連覇がかかっていた。さらに開催地であり、本大会で常に優勝候補に挙げられる東京が久しぶりにベストメンバーでエントリーしており、レース前からかなり緊張感を強いられる戦いだった。
しかし、それでももちろん静岡の目標は「優勝」。今年はここ数年の静岡男子を支えてきた松澤選手に替わり、先月の全日本選手権ミドルを制した東北大の学生、杉村選手がメンバー入り。これに日本代表の長縄選手と僕が入る。戦力としては十分であったが、東京もやはり代表選手が2人いて、その2人以外も人材豊富。他に愛知や新潟も強敵だった。チャンピンではあったが、挑戦者の気持ちで臨む気持ちが必要だった。その意味でも若い杉村選手がメンバー入りしたことはチームにチャレンジ精神を与えてくれるよい材料だった。
2週間前のクラブ対抗の7人リレーでは他チームのミスを狙うかのような奇策に頼り、失敗してしまった。その反省も踏まえて、他チームの出方をうかがうのではなく、自分たちのベストな走りを実現するための作戦を考え、今回の走順にした。
結果、誰も同一パターン内でのトップタイムは出さなかったが、しかし誰も崩れることもなく上位タイムでつなぎ、まさにリレーの理想的な勝ち方ができた。さらに1走長縄42’32、2走小泉42’40、3走杉村42’42、と3人が10秒以内に収まったのは素晴らしい。
ちなみに静岡は毎年メンバーが1人ずつ変わっており、少しずつ若くもなってもいる。唯一3年連続で出場した長縄選手はすべての走順を経験。さらに2年前の長野大会で和久田選手が1走トップゴールを果たして以来、一度もトップを譲っていないらしい。これは来年、さらなるプレッシャーを与えられてしまいそう。う~ん、チャレンジング。
なお過去2年の優勝メンバー(和久田選手、松澤選手)に村越真選手を加えた静岡男子シニアも優勝、静岡県としての目標だった選手権クラス・シニアクラス男子同時優勝も見事達成した。
そんなわけで来年は選手権4連覇、シニア2連覇をかけた戦いが待っているが、静岡にUターン就職する若手有望選手も戻ってくるということで、僕も選手権クラスどころかシニアクラスの第一チームに入れる保証はないというレベルの高さ。こんな中で競い合える環境は地方ではなかなかない。女子もメンバーは集められそうだし、誇り高き静岡代表で揉まれたい、触れ合いたいという静岡県出身者・在住者はぜひ競技者登録をお願いします!
静岡県オリエンテーリング協会:http://www.orienteering.com/~shizuoka/Welcome.html
トラッキングデータはうまく取れてなかったのでルートの掲載はありませぬ。そう言えば松澤さんに「(選手権クラスの)表彰式に立ってる選手の中でこいちゃんが最年長だったぞ」と言われたのがちょっとショックな今年最後の大会。
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