野外教育指導者養成講習会

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▲吹雪の中のナビゲーション講習
今年も朝霧野外活動センター主催の野外教育指導者養成講習会で講師を務めることとなった。公共施設らしいお堅い名前の講習ではあるが、ナビゲーションやリスクマネジメント、野外活動プログラム作成などアウトドア活動のインストラクターとして必須の課題に取り組む多くのプログラムが用意されている充実の3日間。僕はもちろんナビゲーションパート担当で、他に村越さんや田島さん、松澤さんといったオリエンテーリング界を代表する講師のみなさんたちと共同で。
だけど、ご存じのようにこの週末は首都圏は数十年に一度の大雪で、富士山麓・朝霧高原も土曜日は一日雪。しかも強風で吹雪、ブリザードのような時間帯もあった。土曜はフィールドワークで一日外に出る予定だったが、老若男女が集まっての講習会、さすがに野外でのフィールドワークの実施は難しく、代替プログラムに変更する決定まではスムーズだったけど、では何をするか、内容についてはかなり悩んだ。こんな吹雪の中でナビゲーションをする機会もあまりないし、施設のまわりだけでも出てみるのがよいうのではないだろうか?だけどこんな体験したこともないような吹雪、施設のまわりでやるいっても問題は生じないのだろうか??愛媛出身、オリエンテーリングこそたくさんしているが雪山のようなエクストリームな環境での活動経験はあまりない。己のアウトドアでの経験値不足を素直に認め、経験のあるみなさんの意見を聞いて決めるしかなかった。
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▲雪だるまが雪まみれ
最終的には風が少し落ち着く可能性が高かった午後に1時間弱、施設の敷地で実習をすることにした。ホワイトアウト下ではコンパス直進がいかに有効かがわかり、しかしそれでいて樹林帯の中などでは意外とまわりが見え、大きな地形を見て判断することも可能、といったことを実体験として知る機会を提供できたし、自身も知ることができた。一方でこんなひどい環境なのに外に出たら妙にテンションがあがった。きっと雪が珍しい南国出身者ならではの、ちょっとした興奮状態になっていただろう。気を付けないと冷静な判断ができない危険性も感じられた。短い時間ではあったが得るものは多いすばらしい時間だった。
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▲ホワイトアウト下のコンパス直進
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▲かんじき。あまり雪がないところでは沈まないが、雪深いところではけっこう沈む。という経験も増やすことができた。
この講習は毎年様々な分野で活躍する人たちが受講しており、講師でありながらもいろいろ学べる貴重な時間。普段はどちらかというと初心者向けのナビゲーション講習をする機会が多く、そこではアウトドアでの経験もまだあまり多くないという人が多い。しかしこの講習は指導者や管理者などアウトドア経験が既にある人たちが集まっているからか、等高線や地図記号、コンパスの使い方などいわゆる知識の習得部分よりも、オリエンテーリングの競技性や選手としての考え方にとても興味をもっていただけ、切り口も鋭くこちらがドキッとさせられることも多い。また外は吹雪なのに外に出て活動したい、こういう機会だからこそするべき、という意見にも圧倒された。中上級者向けナビゲーション講習についてはまだまだニーズを掴み切れていない。僕ももっといろいろなことに挑戦して何が知りたくなるのかを考え直したいところ。
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▲明けて日曜の雪の森
ナビゲーション講習会といえば今月からアドベンチャーディバズのぐるぐるナビの2014年シーズンがスタート。今年は春夏秋に合わせて11回開催!これまでどおり3回1シリーズを3シーズンとなっていますが、始めからしっかり学びたい人のために初回基礎編Ⅰは参加機会を増やすため複数回開催されます。ちなみにどの回から参加しても、どの場所で参加しても基本的な内容はすべて学べるようになっていますので、ご都合のよい日程を選んでぜひご参加ください!
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春は奥多摩で4回開催;
 2/23 基礎編Ⅰ五日市
 3/15 基礎編Ⅰ青梅
 3/30 基礎編Ⅱ五日市
 4/13 基礎編Ⅲ五日市


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