霧ヶ峰ロゲイニング2014

20140707
霧ヶ峰ロゲイニング2014に参加しました。霧ヶ峰ロゲイニングはここ数年ずっと開催されていてロゲイニング愛好者には定番の大会。だけど僕は初めての参加で、久しぶりに未知の場所へ行くワクワク感を味わえました。なおロゲイニングにエントリーするのは3月の松本ロゲ以来。1月にも有度山ロゲに参加しているし、今年は過去に例を見ないペースでロゲイニングに参加しています。
といっても今回は3時間ソロの部でのエントリー。9月にあるオリエンテーリングアジア選手権に向けて追い込む時期、高地を自分のペースで走れるならトレーニングにぴったりじゃない、という理由。なので得点効率よりも距離重視。とは言え出るからには負けたくないし、最初の作戦タイムはしっかり考える。
3時間は車山の西側まで。トレイルがどれくらい動きやすいか読み切れない、全部回るのは厳しそう。スタート西側にポイントが多く固まっているのでここは取りこぼさず1時間ちょっとでまわり、残り2時間弱でどのくらい行けるかな、30分ごとに作戦を見直していこうという計画でスタート。
なるべくペースを落としたくないので急な登りは避けたい。なので151は下り一択。そうすると西側は反時計回りが基本になる。これは3時間ソロ(シニア)に出ていた村越さんとは違う考えで、彼は舗装道のだらだら登りよりはトレイルの一気のぼりを選択したとのこと。
ぐるっと回って会場すぐ南の42までで70分。予定よりは5分くらい遅かった。西の斜面のトレイルが思ったよりペース悪かった。山のトレイルも走りにくければ時間がかかってしまうかも。そうすると大外の稜線を回るのはリスクが高いがどうしよう。結局42では決断は下せず、ひとまずルートを修正できる車山肩まで上がりタイムを計る。
20140707_map
車山肩まででちょうど半分、残り90分、ここまでの様子を見れば稜線まわりは可能そう。稜線部だけで250点、稜線は30分程度で降りてこられるだろう。それならば沢渡周辺のいくつかのポイントは確実に取れ、稜線以外のすべてを取るより得点は稼げる。車山のポイントは悩ましかったが観光客が多くペース上げられなさそうなので捨て、稜線下りた後に103は確実に狙うプランで後半へ。
稜線は見晴らし良く、微妙なアップダウンも気持ちよく走れた。八島ヶ原への入口までで残り50分強。62、82、103は当然行くとして、残り行ける可能性は64、63、41、35、36。36はさすがないか。35は帰り道だし取らないという選択肢はない。得点の高い64を狙い、そこでの残り時間で63・41を考え直そう。
終盤のつらい時間帯、103までの登りに時間がかかり、さすがに63は難しいので捨て。64と41両方は微妙なところ。64で残り20分。直帰で3km弱、トレイルと登りの舗装道。41に行くと+1km。かなり微妙。41の入り口で決断することにし、舗装道路をひた走る。この区間が一番つらかった。
41の入り口で残り12分、41行くなら残り2キロ強。間に合うような気もするが間に合わないと減点100点/分。減点リスクにビビリ、41を捨て余裕をもって35を取ってフィニッシュ。そのペースでも5分強余らせているのでやっぱり間に合ったのかも。
最終的には29kmで↑1050m。30kmに達せなかったのが悔しいところ。最後5分余らせているので当たり前ではあるけれど、9月までにもう1段階シェイプアップさせておきたいところ。でも終盤のスリリングなルートチョイスも楽しめたしゲームとしては大満足のレースでした。
ちなみに現在、イタリアにてオリエンテーリング世界選手権が開催中です。ナビゲーションスポーツの最高峰の1つ。昨日までに前半戦の市街地でのスプリント競技は終わり、後半戦の森での戦いが始まります。特にロングはロゲイニングファンにも見ごたえがあるでしょう。男子は4月の全日本選手権優勝の結城、女子は昨年大活躍の稲毛。どちらもスピードに定評のある選手。
7/09 ロングファイナル 現地時間12:00 (日本時間19:00)
7/11 ミドルファイナル 現地時間12:00 (日本時間19:00)
7/12 リレー 現地時間13:00 (日本時間20:00)
大会サイトより動画中継やGPSトラッキング、ライブ速報などが見られます。ぜひ観てみてください。当然ながら英語で、多分ライブ動画は有料じゃないと観られないですが(録画は無料)、研究素材の良質さやレア度を考えればそのくらいの価値は十分あるかと思います。

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