AcOC2014手記より その3

17日 ロング
今日は遅めのスタート時間。のんびり宿を出て大会バスでスタートへ向かうと既にスタートしているはずの選手たちがいる。別の宿舎から来るバスが故障していつ来られるかも分からないので、スタートが開始できない、という話。ほどなく選手は揃い、1時間遅れでスタートが始まるということに。カザフ時間。
結局山の中で長い時間を待つことになってしまったが、ウォーミングアップマップが利用できるということで初めてのロングテレインをじっくり観察する。森の様子はこれまでどおりとても走りやすく、この国には下草という言葉がないのではないかと思うレベル。ただ一昨日の地図にはなかった広い湿地が特徴的。見に行くとかなりのやぶ。北欧の湿地とも少し違う。その中を横切る道も不明瞭でたどりにくい。今日はきっと湿地を使ったルートチョイスがあるのだろう。①湿地は出来るだけ避ける、②切るときは最短で渡れるところを見出し思い切って切る、という方針に。
レースはまさに湿地を渡る課題ばかりのコース。②の方針を立てていたことが幸いした。多くの日本選手は①を重視して距離を増やしすぎたレースになってしまったようである。3つほどミスもあった。2つは自分でコントロールできる内容だっただけに少し悔しさも残してのフィニッシュ。よいタイムではあったが、ちょっと届かないかなとも思った。しかし最後まで走り切った。辛いときには家族の顔を思い出して追い込んだ。よくやったと思えた。
宿に戻って結果を知る。2位であった。1歩届かなかったか。しかしタイム差は4分半。ミスがなくても届かない。ソロキン選手の地力の方が高かった。アジアに新たなライバルを見つけ嬉しくなったのは意外な感情だった。なんとなくやり切ったという感情が出てしまった。
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▲ロングのコース
18日 レスト
朝、アジアミーティングで各国の協会幹部たちとの打ち合わせ。今後のアジアについて語り合う。初出場のイランのレポート、モンゴルやネパールなど中央アジアへの普及に積極的なカザフスタン、近くて遠い隣国の北朝鮮。そして韓国、台湾、中国、香港とお馴染みの面々。政治を抜きにオリエンテーリングのことを語れることに幸せを感じ、そして平和こそがオリエンテーリングやスポーツを楽しむのに一番重要な要素だと感じた。
香港からはアジアユース選手権とジュニアキャンプの提案。今年も大勢のジュニア選手を派遣した香港。テレインの環境面では日本のほうが恵まれているが、組織としての取り組みでは遅れを取っているのではないだろうか。世界チャンピオンが生まれる可能性は香港のほうが高いのかもしれない。
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▲アジアミーティング
ミーティングが終わり、大会主催の観光ツアーへ。出発の時間になりバスに乗って待つがなかなか出発せず1時間。おいおいどうなっているのと各国の人々もさすがに騒ぎ出す。通訳さんが到着せず待っているのだという。やっぱりカザフ時間。
やっと出発したツアー、到着したのは昨日のスタート地点。ブーイングが巻き起こる。しょうがないと降りて森に入ると昨日は気づかなかったが奇形な岩が並び、周りの山も美しいなかなかのビューポイントであった。その後国立公園内を1周して、森の中のサナトリウムへ帰ってくる。う~ん、この安価感。カザフに来て、いまだ街に足を踏み入れていない。午後はまったりとお休み。夕方ロングの表彰式。極寒の中をカザフ時間で待たされる。寒気を覚える。悔しさも覚える。
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▲いざツアーへ
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▲国立公園になっている名勝
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▲強敵ソロキンに及ばず
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▲日本のメダリストたち


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