AcOC2014手記より その4

19日 ミドル
明らかに風邪をひく。熱はないが心肺に違和感あり。疲れの影響もあろう。さらに外は雪が舞う極寒。日本の真冬。ウォーミングアップしても寒くつらい。
レースが始まれば体調は気にならない。しかしどこか不安があるのかスピードに対して自信が持てない。スピードを落とさなくてはいけない場面で突っ込んでしまいミス。ミドルでは致命傷。気持ちの良い森を走り抜けフィニッシュ。既にゴールしている尾崎やカザフの選手にも敵わず。
しかし尾崎は安定してパフォーマンスを出せるようになってきた。2年前に一緒に遠征したときに比べると見違えた。その年齢で日本のトップにいるのだから、あと10年、本気でやればもっと上を目指せるのではないかと思いつつ、そう思える選手はこれまでにも何人もいたなとも思う。ここから先にどうやっていくのか、それが問題なんだ。その壁を破れていない選手に留まっている身としては彼に大きなアドバイスができないのも悔しい。
夕方から気温が高くなり、体調も上向く。
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▲ミドルのコース
20日 リレー
勝負のリレー。Aチームは谷川-長縄-尾崎、Bチームは櫻本-小泉-寺垣内。Bチームは数年前の全日本リレー千葉県チームとまったく同じ。あの時も長縄との勝負だったな。
カザフに来てからのパフォーマンスではほぼ同程度の実力。我々にもチャンスはあるし、万が一の時には結果を出さなくてはいけないのだから気合は入る。むしろ他国のチームに負けてもメダルはもらえるかもしれないが、Aチームに負けたらどんな色のメダルももらえない。なかなかシビアな骨肉の争い。
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▲リレースタート前
1走でAチームやカザフから2分の遅れ。日本でのリレーなら2分差は返せるがカザフのテレインで彼ら相手にひっくり返すのは一筋縄ではいかない。一方、後続との差は大きい。この展開で2位狙いの走りをする意味はない。リスクを冒してペースを上げて背中が見える位置につけるしかない。が、すべては裏目に出てしまいミスを連発。リズムが悪いまま差を広げられてチェンジオーバー。
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▲リレーのコース
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▲リレーフィニッシュ直前
カザフもケガで大ブレーキ、Aチームだけを追いかける展開に。Aチームが失格になれば我々に優勝の可能性。しかしそれを願うのもおかしな話。結果的には1-2フィニッシュになったことを祝うしかない。
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▲栄光なき2位
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▲2大会ぶりに金メダルを奪回
ふと、自分が今後日本代表として走る機会はどれくらいあるのだろうかと思う。もしかしたら今回が最後になってしまう可能性だってある。今日のレースが最後なのだとしたらそれはとても気持ちが悪い。明日のスプリントリレーはBチーム。チーム目標は設定しづらい状況だが個人のレースとしては気持ちよく終わっておきたいと思い直す。
夜は松澤さんの誕生日祝い。そういえば10年前のこの日はスウェーデンでの世界選手権のバンケットで松澤さんのHBDを祝ったな。あれから10年か。


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