第41回全日本オリエンテーリング大会 日本選手権

3月29日に福島県二本松市で第41回全日本オリエンテーリング大会が開催され、日本選手権に出場。結果は4位だった。

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1番のルートチョイスにいきなり悩み、スタート直後はかなり時間をかけて考えた。その時間を含めても悪くないタイムで、よい判断ができたと思う。その後、4番、13番、15番、16番とルートが分かれたレッグでのスプリットタイムも軒並みよいので、ルートチョイスの判断はよくできたようだ。大会前日に開催されたOフォーラムでコース設定の講習を受けたのがよかったかもしれない。

ダイナミックなルートチョイスが問われるレッグはあまりなかったが、脱出で差が出るコースだなと感じた。こういうテレインだと脱出では、「谷を下るって道に出るだけ、そこに出るまでのラインは明確なのでただ走るだけ」ということが多いが、見通しのきかないエリアも多かったためか、しっかり方向を定めて脱出をしないと無駄な動き、距離を加えることになりタイムをロスするだろうなというところが多く、見た目よりも気が抜けなかった。

全体としては先週のレース同様、ミスは少ないけど何か光るものがあるわけでもない走り。ペースが落ちたことでマップコンタクトやコンパスコンタクトにストレスがなく、リズムよく走れているからだろう。しかしスピードは足らず、他の選手がポコポコとミスをしてくれなければ上位争いを演じることもできなかったかもしれない。ペースが落ちたなんて「まだ本気出してない」ように聞こえる言い方だが、正直これが精一杯。これより速くなる保証はどこにもないけど、この先も勝負の舞台を楽しむならばもっとがんばらなくてはいけない。

そんなわけで上位とのタイム差はあまりなかったからか惜しかったね、残念だったねと声をかけていただくことが多かったが、僕としては今回はよくやったと思っている。先週のレースで思ったよりも結果がよく、もしかしたらなんて思ったことは事実だが、これで勝ててしまったら今までの苦しみは何だったんだとがっかりするとも思っていたので、上を目指している若い選手に挟まれて表彰台に上がれたのはいろんな意味で嬉しかった。満足しているわけではないけれど。余談だが春の全日本はメダルをもらうか表彰台に上がれないかの繰り返しだったので、賞状だけいただくというのはちょっと新鮮な感じだった。

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