コース設定あれこれ O-Forumより

全日本大会前日に開催されたO-Forumに参加した。今年は受講生の立場。講師は代表チームでもお世話になった吉田勉氏。講義内容はコース設定について。前回の話とも絡むけれど、オリエンテーリングの魅力を活かすも殺すもコース次第だということは今更言うまでもないことだろう。

吉田さんもおっしゃっていたけれど、かつてのテキストにはしっかりと正しいことが書かれているにもかかわらず、最近のレースはときどき変なコースが提供されることが多い。かつてあったはずのノウハウの継承が行われていないからだろうと思うが、ではなぜ行なわれていないのか。多分それは技術の進歩がもたらした弊害があるのではないかと思う。

OCADが普及したことにより基本的にはファイルの一元管理が必要となり、セッター、今風に言えばコース設定責任者かコースプランナー、が1人で作業することが多くなった。みんなで集まってがやがやと面倒な作業する時間が減った分、クラブやチームのコミュニケーションが以前より減り、そんなノウハウの継承が十分されなくなったのではないかと思うのだがどうなのだろうか。

かつて僕が所属したクラブでは数人のセッターが選ばれチームを組み、講習会に参加したり先輩から徹底的に指導されたセッター長がそのチームを仕切り、コースプランの原則から外れることのないように目を配り、そして後進の指導にもあたっていた。そういえば最近は他にやれる人がおらず1人で抱え込んで疲弊感を訴える人も少なくないようだ。各クラブの実情を知らないので憶測でしかないが、効率化の追及がよい効果だけを与えてくれるわけではないことは肝に銘じておきたい。

吉田さんは、いろいろな事情でロングともミドルとも言えないようなコースになってしまうなら敢えてロングだミドルだと冠する必要はなく、ウイニング何分のポイント・オリエンテーリングだと言えばよい、とおっしゃっていた。なるほど。

あとは僕自身が忘れていたこと、知らなかったことは次の3つ。
・フォレストマップは原則1:15000の基準で調査作図し、必要ならばそれを1:10000に拡大して利用する
・いわゆる尾根・沢は等高線1本で表される特部であり、突起・窪みと呼ぶほうがふさわしい。2本以上で表される場合は最上部、最下部を使用する
・穴の真ん中に置くこと自体に問題はない(ただし近づいても見えない場合はNG)

もちろんこれは学んだ内容の一部で、それ以上のことを学びとても有意義な時間を過ごせた。コースを組むことになる人はぜひ学びの機会を設けてから取り組んでほしいと願う。

吉田勉氏のブログ:
O-ピニオン http://o-pinion.seesaa.net/


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