田舎の生活その40

新茶の季節になりました。

4月の家

講習会の合間を縫って子どもを初めて松山の実家へ連れて帰った。両親はもちろん、小さなころからお世話になった親戚の人たちがとても喜んでくれたことが何よりうれしかった。僕らの世代も同じような喜びを感じることができる平和な未来を望む。

さて今月は地元で古民家再生に取り組んでおられる富田工務店の富田社長の取り計らいで再生中の古民家を見学させていただいた。ちなみに今住んでいる家を紹介していただいたのも富田さんであった。

富田さんの夢は川根本町の古い町並みを保つことなのだそうだ。そのために古民家を住みやすい家にリフォームしたり、新築物件でも町並みにあうような古民家風のデザインを提案されている。たしかにこの町はドがつくほどの田舎で、昭和のまま時が止まったように見える場所も多い。客寄せパンダの観光施設レジャー施設を作れば一時的にはお客さんは増えるかもしれないけど、多くの場合は飽きられ老朽化し廃れてしまう。だけど数十年、数百年先までこの田舎の町並みが残っていればそれはきっと立派な資源になる。富田さんの夢は壮大なものだけれども、目先の利益を追いかけるだけではなく後世の人々が享受できる財産を残していくことはこの町に必要なことだと思う。人が生活できないようなゴーストタウンになってしまっては元も子もないもの。

タミは2か月近い通院生活を終えようやくおしっこの病気から回復したようだ。しかし薬やり役の僕はすっかり嫌われてしまったようで近づくだけで逃げ出すようになってしまった。。

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