田舎の生活その52

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引っ越しをして一か月。しかし今月は家にいる時間も少なく、あまり新しい場所での新しい生活を満喫しきれていない。まぁ部屋の中は片付け終わったので良しとしよう。

ところで現場仕事や出張がなければ在宅ワークをする日々、通勤時間ゼロな生活だ。関東で働いているときは、片道1時間往復2時間の時間が無駄、どうにかしてなくしたいと思い続けていたけれど、通勤時間ゼロなのもどこか味気がないものだと気づく。

1つは読書の時間が減ってしまうこと。通勤時間を利用していろいろな本を読む時間にしていたが、その時間がなくなった。意識して読書の時間を設けない限り、本を手に取る機会が減ってしまう。たいした本を読んでいたわけではないけれど、自分自身にいくらかの教養をつけ、文章力を高める重要な時間だったことに気づく。

もう1つはオンオフの切り替えがしづらいことだ。通勤時間を使って、今日一日やこの一週間の計画を考えたり、より長期的なスケジュールをにらむ時間に持つことができた。そういうことを考えながら都心に近づくにつれ、だんだんと仕事モードに切り替えていくことができた。でも今だと、扉を開けて自分の部屋に入る一瞬で切り替えないといけない。ダラダラしがちな僕にとってはなかなか難しく、机の前にいてもなんだか集中力ないまま午前中を過ごしてしまうこともあった。

そこで思いついたのが洗濯干しを通勤時間代わりにすること。朝食を食べる前に洗濯機を回す。モーニングコーヒーを傾けているとピーピーと鳴る。それから物干しに洗濯をかける。この時間に仕事モードに切り替えて机に向かう。時間にすれば10分程度のことだけど、この時間を挟むと最初から集中力高く仕事に向かえる。家事も進んで一石二鳥。だけど最近は育児休暇中の妻がやってくれることも多く、「ありがとう」と言いつつ、内心では「しまった、先を越された」と思っていたりもする。食器洗いや掃除機がけなど代わりにできるものが残っていればよいんだけど、すべて終わっているとあわあわする。

なにより在宅ワークの辛いところはかわいい子供や猫たちが部屋に遊びに来てしまうことだ。難しい顔してPCとにらめっこしているときに「とうとー」とか「にゃー」とかわいい声した来客が来ると一瞬で仕事モードがオフになってしまうので困ったものだ(本当は嬉しい)。

あればあったで面倒だけど、なければないでうまくもいかず、結局はないものねだりをしてるだけ。要は心の持ちよう。

桜のきれいな4月でした

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タミ、新しい居場所を見つける

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どこに入ろうかな?

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