プレ全日本 in 矢板

3/11-12に久しぶりの北関東遠征で栃木県矢板市へ。6月に開催される全日本オリエンテーリング大会のプレ大会をするということで、本番に向けた練習ができる貴重な機会。圏央道で東名から東北道まで行けるようになって初めての栃木県だったが、ずいぶん早く行けるようになったのは嬉しい。

土曜日はスプリントレースには出ず、トレーニングイベントのみに参加。トレーニングイベントで使ったのはかつてよく練習したエリアだったが、間伐のおかげかずいぶん植生が悪化しており、こりゃ矢板はもうオリエンテーリングにはあまり向かない林になってしまったかと落胆しかけたが、日曜のレースで使ったエリアは昔ながらの走りやすい林も多く安堵。

レースは今の状態のなかではうまくできたという実感。コース監修の吉田さんのコメントにもある通り、そこまで難しいコースではなかった。ミドルディスタンスにしては道を走る区間が長かった印象だが大人の事情があると察する。いずれにしてもトリッキーさや宝探し的な難しさでタイム差をつけるよりは、難度を一定レベルに抑えてより速く、そんな中でもより確実に、を問うコースのほうが世界を目指す上でまず必要ではないかと思うので、こういう傾向になるのはよいことだと思っている。ただそれはベテランの域に入っている身としては苦しくなるということでもあり、有力選手が揃わない中で5位、トップの結城から3’20とずいぶん差を付けられ、選手権に向けてはなかなか困難な道のりが予想される。

ところで今回の大会、全日本出場権がある選手はオープンクラス(OME、コースは正規クラスM21Eと同じ)に出場するよう促す仕組みになっていた。OMEへの参加者が少なかったことからあまり好評ではなかったようだが、公認記録云々や公認大会の意義といったことよりも、できるだけ安くオリエンテーリングできたほうが助かる身としては嬉しいアイデアであった。競技者登録の権利を行使できていないという点では登録費分を損しているかもしれない。もう少し割引があるかOMEのある公認大会が増えればなお嬉しい。

もちろんOMEへのエントリーはあくまで任意であるべきだし、全日本大会に出られる選手が増えすぎると弊害も生まれるだろうから今後も続けていくならきちんと制度化してJOAでその数をコントロールするなどの動きが必要だろうが、そんな継ぎ接ぎな制度を作るくらいなら現在の制度を抜本的に見直すべきか。。

いずれにしてもプレ大会前の時点で男子26人だった全日本エリートが+10人くらいは増えるのだろうか。日本選手権らしい舞台となることを楽しみにしつつあと3か月がんばろうと思う。

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