エクストリームシリーズ奥大井大会

9/8に僕が住む川根本町で開催されたアドベンチャーレース、エクストリームシリーズ奥大井大会。毎年近所で開催されているレースでいつかは出てみたいなと思っていたが、毎年スケジュールが合わずなかなか出られなかった。主催者代表が他の仕事でお世話になっている方だと知り、僕が関わるイベントや講習会に来てくださる方も多く参加していることも知り、ますます出てみたいという気持ちを高めていたところ、今年はスケジュールが合いそうだ、となりオリエンテーリング現アジアチャンピオンの谷川さん(ボブ)を誘い参戦が実現。

2人での参加も可能だったが女子を入れた3人チームで出るのが正規チームの条件らしく、女子1名を締め切り直前まで募集。オリエンテーリング仲間で現在はMTB-O日本代表として活躍する加納さんが空いているという。超強力助っ人現る!ということでラブコール。3人での出場が叶った。

要綱によるとトレッキング(オリエンテーリング)、MTB、カヌー、チームチャレンジがあるという。トレッキング区間は問題ないだろう。MTBは女子の加納さんが一番速いくらいでは。実はボブもMTB-Oの代表選考会に出られるレベルらしく、僕が一番足を引っ張る可能性が高い。カヌーは3人ともほぼ初心者レベル、チームチャレンジは内容次第だが数字系や地元系なら強みあり。いずれにしてもカヌーが鬼門であろう。

メンバーが決まったのは10日前。練習はなし、この面子で何かしたこともほとんどない寄せ集めの急造チームだったが、役割分担や装備確認などできることは連絡し決めておいた。目標は無事に完走。大会前に台風や秋雨前線が停滞し、大会当日も雨の予報で迎えたレース当日。

会場には普段別のイベントで会う顔がたくさん。その顔を自分が住む町で見るというのは不思議な感じだが嬉しい気持ちも大きかった。そして予報通りの雨に加え、大井川増水でカヌーと渡渉がキャンセルになると知る。アドベンチャーレース感を満喫できないのは残念だったが、上位争いの目が出てきた気はした。

チーム紹介やブリーフィングのあと地図を受け取る。指示書はまだすべてもらっていないがトレッキング区間とMTB区間の予想は付く。通行止めになっている林道や道がないはずの場所に行くことになっている。この辺りの山は行けるところは大体行き尽くしたが、行ったことのない場所に行けるのが楽しみだった。そんなこんなでスタート。

スタート前

まずは会場でチームチャレンジ。お題はだるまさんが転んだ。焦っても意味はない。歩くペースで確実に歩を進め、第2グループの先頭くらいで通過。

最初のトレッキング区間はスコア・オリエンテーリング。トレッキングは僕と加納さんで先導・ペースメイクすることにしていた。渡渉ポイントがキャンセルになり、時計回りか反時計回りかという単純な選択になってしまったが、登る傾斜が緩い方がよいということで反時計回りを選択。いつも道路から眺めていた崖の上を通るのでどんなもんか楽しみだった。会場の脱出で河原沿い(緑)を行けるのか自信がなかったので確実なロードを選択し。どうやら河原沿いが正解だったらしく(帰りはそこを選択)、山に取り付くまでのロード区間で先頭と差がついていることを確認できた。一番強みのトレッキング区間で前に出ていないと厳しいなぁ、どこかで巻き返したい。ただ加納さんがランをしばらくやっていないというので、どこまで追い込んでよいか読めず、後半のスタミナを考えるとあまり飛ばすこともできない。ここはルートで差を詰めたい。半分以上のチームが先にトンネルをくぐるルート。これはチャンス。

最初の尾根登り。確実に行くなら主尾根を登るルート(青)だが、東に伸びる小さな尾根を登れそうなら登ろうと決め、実際に登れそうな斜面だったので選択。1つめのCPを獲る。男性ペアチームに追いつき、ミックスであることを考えるとだいぶよいペースだろうと思う。2つめのCPまではひたすら登り。例の崖の上を進み、やぶい尾根を登りゲット。お世話になっているアドベンチャーレーサーの2チームと一緒になる。1つは混合、1つは男子ペア。ここが先頭集団であろう。3つめのCPまではコンタリング大会。3チーム並走する。ほぼ同時にポイントを取るも僕らが一息ついている間に2チームは先に進んでしまい背中が見えない。この辺りはレース慣れの差が出たか。

あとは会場へ戻るロード区間だが、トンネルの入口部分をショートカット(水色)。ここで先頭に追い付く。しかし女子を牽引している相手はランペースが速く、じりじり差を付けられ2位でMTB区間へ。

MTB区間はボブと加納さんがペースメイク。僕が地元情報で後ろからフォロー。しかし雨で滑る路面。アスファルトの下りはなかなかスピードに乗れない。レンタルバイクの僕はサイズがどうも合っていないらしく登りも四苦八苦。案の定、2人の尻を追いかけるのがやっと。途中で転倒。ナビゲーション的には難しさはなく、寸又峡へ。

ここからは再びトレッキング+チームチャレンジ。チームチャレンジは300円ピッタリの買い物をせよ、という指示。さっそくなじみのせんべい屋さんへ行き300円ぴったりで買い物したいと聞き、クリア。あとはトレッキング。

講習会でいつも使う外森山に登りCP10をゲット。そこから尾根を北に下る。有名な夢の吊り橋の下流にかかる猿並橋のCP11へ。しかしより最短で行ける道があることを知らず少し無駄に登り返す。土地勘があるが故の弱点。吊り橋の下は濁流。僕は慣れたものだが他の2人はちょっと怖かったらしく1人ずつ慎重に渡ることに。だいぶ時間がかかってしまった。そこでの焦りもあってか次のCP12を見逃し、オーバーラン。さらにボブが地図を落としたと言う。ルール上「チームメンバーの誰かが必ず携帯するもの」になっているのでなくてもよいはず、と思ったが自信がないし、地図をゴミにしてしまうのも嫌なのでMTBに乗ってから探しに行く。運よく後続のチームが拾ってくれており大きなロスなく回収できた。MTBを回収した時点で4位に後退していることを知る。

カヌーがなくなったのであとはひたすらMTB区間。登りが続くことを知っているだけに苦行であったが兎辻まで登れば後は下り基調。が水と落石でガレた地面は恐ろしい。一時晴れていた空は再び雨に。ダムまで下りて、最終CPへ向けて再び登り返し。MTBを漕ぐ2人。僕は押して走ったほうが速かった。

ダムの上を通って登りを回避。これで1つ前のチームに追いつく。最終CPへのアタック。地図上は道路が繋がっているように分岐しているが、ここは立体交差で繋がっていないはず(下図、青丸)。ひょっとしてよく見ると繋がっていたのかな?という淡い期待もあったが、残念ながら僕の知っている通りの状態だった。道路で繋いでいくとだいぶ遠回りをしなくてはいけない。

しかしここで9年前に1度だけアドベンチャーレースに出た経験が活きた。「担いで降りよう」と伝え、「え?」という顔をする2人を置いて先に斜面を下って道路の下の林道へ。2人も渋々下りてくる。3位争いするチームも一緒だったが、縦列でないと降りられない斜面。これで差が付き、後はMTBで気持ちよく下って3着でのゴールとなった。

夜の表彰式、結局着順通り総合3位、ミックスで2位であることを知る。急造チームで入賞できたことは嬉しい限り。ただ水物があったらここまで行けなかっただろうな。上位2チームはOMM運営でお世話になっている方たちのチーム。こんな強い人たちに支えてもらっているんだと思うとますます心強くなった。何よりいつも1人で練習している山の中で仲間と一緒に競えたのがとても楽しい1日だった。


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