田舎の生活その97

明けて2020年。気づけば節分。1月は毎年比較的余裕があるはずなのに年明け後からなんだかんだとフル稼働している。ありがたいことではあるが息継ぎしたくなるときがある。

そんな訳でのんびり田舎暮らしはさほど満喫はできていないが、今年は住んでいる集落の中の班がお宮の当屋で春の祭りの世話をするというので近所の皆さんと一緒に準備をした。僕らの住む集落(区)は現在おおよそ80世帯くらいが暮らしていて、10世帯ごとぐらいに班分けされている。全部で7班あるこの組織が最小自治組織で、班長が区の会議に出て地域の要望を伝え、清掃活動や以前触れた荒神祭もこの班単位で行い、そして輪番で祭りの当番(当屋)をしたりもする。

近所のお宮の八幡神社

祭りはどの地域でも多かれ少なかれ同じだと思うが男衆、女衆で役割が異なっていて男衆はお宮の飾りつけ、女衆は振舞いの準備などである。人手が少ないのでもはや男女関係なく準備しなくては回らないので近いうちに男女の垣根のない先進的な祭りになるかもしれない。

ほど良い太さの袴の付いた竹を切り出してきて

御幣を立てたりするのは男衆の仕事らしい

小さなお宮なので神輿・山車など派手なものはなく神楽の奉納があるくらいであるが、一連の儀式の後に餅巻きや生活用品が当たるくじがあり、近隣集落含めお宮に人が集まってくる。と言っても100人もいないくらいでほのぼのした雰囲気だが、小さなお宮をみんなで守っているという感覚を得ることができる行事である。

他、今月のトピックとしては町内にある高校からお招きいただき講演する機会に恵まれ、オリエンテーリングやナヴィゲーションスポーツの魅力を町内の中高生にお伝えした。でも話を聞くだけではその魅力は完全には伝わらないので彼らに体験してもらえるような機会を提供できないだろうか。といろいろ思案、模索している途中でもある。

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