з КИЕВ no.3

20070822_opening 昨晩、開会式が行われました。しかし私はこれから始まる本当の意味での世界選手権には出場しません。


 ミドル予選はミスの多いレースでした。そしてミスが全てなくても、決勝は遠く感じます。スプリント以上に自信のあったミドルでの惨敗は私の自信を打ち砕きました。
 ここまで精神的に打ちのめされるとは思いませんでした。レース後の無力感はこれまで一度も味わったことのないものです。これまでは「ここをよくすれば次は行ける」という前向きな気持ちになってきたのですが、何をどうすればいいのかさえわかりません。
 走りたかったリレーも、こんな精神状態では良くは走れないと思いました。応援してくれた人には大変申し訳ないですが、そして3人の選手には責任を押し付けてしまって本当に情けないですが、チームにとってもこれが最善の選択だと思っています。
 メンバーは男子選手4人で決めました。今回は簡単に言ってしまえば足の速い順に3人並べました。国内では見たことのない紺野選手の1走から始まります。一緒に走った02年ユニバー、あれから5年ぶりの1走です。彼の力があれば最後まで喰らいつけます。その勢いをもって松澤、加藤とつないでいきます。もう我々に戦略や適性を語る余裕はありません。とにかく一番高い可能性に賭けるだけです。2005年の興奮を。今回の日本チームにとって、そしてこれからの日本チームにとって最高で最良の状態で臨む、唯一の決勝種目。全力でサポートしていこうと思います。
 一度破れてしまった心はそう簡単には回復しないかもしれません。これからどうすべきか、まだ暗中模索中ですが、今の気持ちを記録として記しておきます。
 リレーでの日本チームへの応援、よろしくお願いいたします。

з КИЕВ no.3」への2件のフィードバック

  1. こいずみ

    確かにこれはいろんな意味でチャンスというか転機になるな、というのを思いました。
    いろいろ考えたことはこのブログやホームページでの報告書で書いていこうと思っています。
    ひとまずは応援ありがとうございました。

    返信
  2. 山岸

    山岸です。大きな壁にぶつかって、自分の現状とのギャップがとてつもなく大きく、ネガティブにしか考えられない、という状態は、考えようによっては、成長する大きなチャンスです。もちろん本人は、否定的なイメージの中でもがき続けることになり、少しも気を緩めることも許されないでしょう。競技を続けるならば、不安の中であっても、自分に今できることを一つ一つこなしていくことしか、できません、結局は。明日のリレーは観戦者に徹することができる分、ワクワクする気持ちが心の中に出てくるといいね。

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