Road to France その2

来週の今頃はすでにフランス、のはずだが日々のいろいろなことに追われてちっとも遠征という感じにならない。久しぶりのヨーロッパで楽しみにしているのだが、バタバタ行って帰ってきてもバタバタ、そんな感じになりそう。少しはフランス語のあいさつを覚えたかったのだが。。。 S’il vous plait
ということで今回のフランスに向けての旅の準備はまだまだなのだが、日々のトレーニングの中では来夏のフランスに向けていろいろと取り組んでいる。残念ながら猛暑に夏バテしてしまいトレーニング量が順調に増えているとは言い切れないが、1つだけ、なんとか続けていることがある。
それはO-NEWSで紹介されたOpenOrienteeringMapで作った1:15000の流山の地図を持って走ること。これはフランスが誇る世界チャンピオン、ティエリー・ジョルジュが常に地図を持って走っている、という話を聞いて真似してみたのが発端。
サイズはA3。コースを組んでオリエンテーリングするときもあるし、ジョギングコースを走るだけのときも地図を持ってサムリーディングしている。だいたい10〜15キロのコース。今日などは大学のOBOG会の名簿を配るために近所の関係者宅をめぐるポイントオリエンテーリングである。これは普段行かないエリアに入り込むのでなかなか新鮮でよかった。
このトレーニングの効果としては、
・日本では合宿などで意識して準備しない限り、年に1、2回しか機会のない縮尺1:15000の地図に慣れることができる。特に地図上で、例えば3cmという距離をあの店の前からあそこの交差点まで、といった身近な感覚を体で覚えおくことはレース中に気持ちが楽になってよい気がする。
・同じく日本ではなかなかお目にかかれなくなったA3サイズの地図の取り扱い方に慣れることができる。地図が大きいとそれを持ちやすく、かつナビゲーションしやすく折るだけでも大変。
・もうここ10数年間言われている高速ナビゲーションに慣れることができる。キロ5分のナビゲーションに日本人は慣れてないだけなのか、そもそもできないのか、答えは明確にはなっていないが、少なくともこのトレーニングではゆっくりのジョギングでもキロ5〜6分のペースでナビゲーションを常にしていることになる。がんばって走ればキロ3分台のナビゲーション。
といったことがあるだろうか。
先週、先々週と久しぶりにオリエンテーリングをしたが、これまた残念ながら大きな効果は感じられなかった。もしかしたら見せかけだけのトレーニングかもしれないが、それが正しいか否かは誰にも分からない。
少なくとも、僕はA3サイズの1:15000の地図で毎週10km以上のオリエンテーリングをしている、というのは紛れもない事実。こういう環境にある選手は世界を探してもそんなにたくさんはいないはず。あとは自分を信じきるしかない。
Nagareyama
さて、フランスに行く前に、明日(26日)は千葉国体のデモ競技としてオリエンテーリングが山武市で開催される。千葉県民しか出られないので、この大会で優勝をするのはある意味で大変難しい。そして千葉県民には大変なチャンス。デモ競技とはいえ国体の名前を冠しているので優勝すれば「国体優勝」と言えなくもない。全日本選手権、アジア選手権に続くビッグタイトル獲得なるか!?

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