全日本大会2010

2010年度の全日本大会は7位。昨年の優勝から入賞圏外へ一気に転落。初っ端から浮き足立ち、なんとも出来の悪いレースだった。まあここで多くを語る気にはならない。まずは初優勝の男子:小林、女子:皆川を心から祝福したい。
今回のレースに臨むに当たって己がいかに小心者なのかが分かった。当初大会が予定されていた3月に入ってから昨日までオリエンテーリングの夢にうなされた。それもレースをして失敗する夢ならともかく、スタートするまでにいつもつまずく。遅刻する、忘れ物をする、みんなと話しているうちに時間が過ぎていた、そんな夢ばかり。そもそもオリエンテーリングの夢を見るなんてこれまでほとんどなかった。きっとかなりのストレスを感じていたのだろうと思う。
先日、柔道の全日本選手権で優勝した鈴木桂治選手は優勝する夢を見て、夢から醒めてがっかりするというコメントを残していた。夢の中でも望みを叶えられるくらい、自分を信じられる人物になるにはまだまだ修行が必要だと感じた。
これで世界選手権代表もいきなり崖っぷち。全日本でも選考会でも、僕にとっては2位も3位も最下位も同じこと。攻めのレースをするという方針は変えない。選考会は14、15日。残り2週間でどこまで自分を信じられるか。
さて先述の通り震災で延期となった全日本選手権。3月にはその富士山麓でも大きな地震があり、競技エリアの周辺にも被害があった。そんななかで開催を許して頂いた地元の方々、生活に不安もあるなか開催まで漕ぎ着けて頂いた大会スタッフのみなさん、僕の活動を応援して頂いている身近な人々へ、結果で応えることはできなかったけど、改めて御礼申し上げます。なによりオリエンテーリングができることの喜びは、自分1人の力だけでは得られないということを忘れてはいけない。

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