本日は母校のクラブが運営する第35回筑波大学オリエンテーリング大会に参加。しかも今回は大学キャンパス内にてスプリントとスプリントリレー。
大げさに言うわけではなく1000回以上オリエンテーリングしてきた場所なので地の利はあるわけだ。多少建物が増えているからとか関係なく負けるわけにはいかない。ここは通れるはずという記憶があるので、見るべきポイントを絞れるという点でルートチョイスは他の選手より確実に有利。でも先入観できちんとベストルートを見つけられなかった部分はあったかもしれない。いずれにしてもルートに悩まず自信を持って進めるので気持ちよく走れた。と言うわりには後続との差はあまりつかず、学生選手の突き上げをヒシヒシと感じる結果でもあった。コースはあまりトリッキーすぎず適度な難易度だったと感じるけど、これも知っている場所であることを差し引くと正しい評価ではないかもしれない。タッチフリーコントロールはこれを機にもっと広まればよいなと思う。
出身クラブの大会に出る醍醐味は懐かしい人々との再会。OB会の役員を退いたのでこれまでより幅広い世代と話す機会は少なかったけど、久しぶりに近くの代の人たちとゆっくり話す時間をもてたのはそれはそれでよかった。そして学生時代をいろいろと懐かしみ、僕らの知っている時代との変化を楽しむ。
気づけばここで僕らが過ごしていたのはもうずっと前のことになっていた。それでも数年前までは流山に住んでいたので、つくばは近くにあり、いつでも帰れる場所で、今もつながっている青春の日々という感覚だった。だけど今回は数年前に持っていた感覚とはちょっと違っていた。かつての時間と今に大きな隔たりがあるように感じられた。以前までならあの頃に戻ってみたいといった感情がふと生まれたりする瞬間があったけど、今回はただただ懐かしいというだけでそれ以上の気持ちにはならなかった。昔に戻れたとしても今の生活に戻って来られないのでは困る、というか。離れた静岡へ移り住んだこともあるだろう。何より家族ができたことが大きいと思う。ようやく僕もつくばを卒業か。
今回は珍しく電車での移動だったので流山の街並みを見ることもできた。帰り道には江戸川の美しい夕焼けを見られた。走りながら何度もみた夕日。ただただきれいだった。