田舎の生活その51

3月の家

3月は怒涛のごとく過ぎ去ってしまった。失敗続きの年度末だったが、明日からは新学期・新年度、気を取り直し、建て直しを図りたい。

さて、毎月お送りしていた家の写真。これを楽しみにブログを見に来てくれる方もいるのだけど、残念ながら今月でおしまい。今月末で引っ越しをすることとなった。そんなこともあり今週はずっと引っ越し作業に追われた。3月の怒涛感は引っ越しの影響が強かったことは否めない。

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生活臭にあふれていた家がもぬけの殻となり、広くて明るい家に戻った。4年ちょっと住んだこの家。いろいろな思い出が詰まっており、去るとなるとやはり寂しい。ご近所にお別れのあいさつに行ったところ、みなさん「つまらん」とおっしゃってくれる。つまらんとは面白くなくなる、寂しくなる、という意味を含む。田舎の生活、古民家での生活に憧れて、田舎の作法もわからぬ夫婦を受け入れてくださり、いろいろと助けてくださった。田舎=排他的というネガティブなイメージも少なからずあり、不安をもって生活を始めた僕らだけど、このムラのみなさんと仲良くなれたことがこの町に住み続ける勇気を与えてくれたことは間違いない。あらためてみなさんに感謝。最終日、庭の裏の桜が見事に満開となり、3人と1匹の家族を送り出してくれた。

引っ越し猫

といっても引っ越すのは実は同じ町内の隣の集落。引き続き田舎の生活を送ることになる。これからは部屋の窓から見える風景をお届けできればと思っている。しかしこれまで10回以上引っ越しをして来たけれど、これで最後の引っ越しになるのかと思うとより感慨深まる春となった。

3月の窓

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