田舎の生活その60

川根本町は帰省してきた人々でいつもの3倍くらいの人口がいるんじゃないだろうか。毎年同じことを言っているけど、今年もあっという間に年の瀬となった。

この1年、楽しいこともあったし、苦しいこともあったし、驚くこともあったし、嬉しいこともあったし、全体的には新しい刺激に溢れたよい1年だったと総括できるんじゃないかと思う。

4年住んだ古民家を離れ、新しい家に引っ越したおかげで生活が現代的になってきた。地域の人とのつながりが増え、地元感が高まってきているのはよいことだと思う。来年は妻の育児休暇が明け、子どもが保育園に通い出し、また新しい生活のリズムが始まる。僕の競技も仕事も生活もまた新しいリズムに合わせて進めていくことになるだろう。新しい刺激を受けながら、来年の今頃にまたよい1年だったと振り返ることができれば幸せなんだろう。

さて、この田舎の生活シリーズ、僕のしょうもない文章よりもタミの写真を楽しみに来てくれる人が多いのであった。そんな多くの人々を癒してくれたタミであったが、残念なことに先日死んでしまった。

死因は不明だが直前まで元気に遊び、ご飯も食べていたというので脳や心臓に関連する突然死であろう。猫とは言え一緒に暮らしていた家族の一員を突然失ったショックは大きく、未だに夢に見てタミのぬくもりを思い出す。ふといつもの場所にタミがいるんじゃないかと目をやっては、もういないという現実に打ちひしがれる。最近は子供ともようやく馴染んで来て一緒に遊ぶ姿も見られるようになっただけに、タミを失った傷はまだまだ癒えそうにない。

タミは僕のPCのデスクトップの写真でもあったので、講習会などでスライドを映し出そうとするとちらっとタミの顔がスクリーンに大写しになったりする。それを見て「これうちのタミちゃん、かわいいでしょ」なんていうと笑いがこぼれ、緊張感漂う講習会の空気を和ませてくれたものだった。そんな全国にファンを抱えるタミなので今年最後の報告としてここに記させていただく。

さよならタミ

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