夏のオリエンテーリング AsJYOC2019

8月は最近にしては珍しく、ほぼ毎週オリエンテーリングをする機会を得ることができた。おかげで今の課題は十分認識することができたがけっこう山積み。10月の全日本大会に向けてどこまで修正できるだろうか。。

8/10はOC5日練。深良財産区はOC大会以来行っていない場所だったので久しぶりにフレッシュな気持ちでオリエンテーリングする機会になるはずだったが途中リタイヤ。途中までだが登りはよく走れている感じがあったのは好材料。

台風が過ぎ去った直後の8/16は母校の夏合宿に顔を出して瑞牆での筑波杯。男子コースと女子コースを走らせてもらいロング対策も兼ねる。ダウンヒル基調で速いペースでのナヴィゲーションに慣れることができたが、森の中を下るスピードがずいぶん衰えてしまっていることを感じる。ナビゲーション的にはペースの緩急やナビゲーションリズムの切り替えがうまくいかないところがあり要修正課題。

8/24-25は静岡オリエンテーリングクラブの夏合宿。自分で組んだコース、修正調査に入った地図での合宿なのでナビゲーション的にはあまり練習にならないが、クラブメイトらを指導しつつ丁寧な動作をすればかなりよい精度で直進したり歩測できたりと1つ1つの技術そのものに衰えはあまりないことがわかる。

8/30-9/1はアジアジュニアユース選手権大会(AsJYOC)の応援と賑やかしのための出店を兼ねて併設大会のMEクラスに出場。1日目はスプリント。大きなミスはなかったが、SIACの無線チェックをせずにスタートしてしまったためかタッチフリーにならず毎コントロールで止まる羽目になってしまった。それを差し引いてもトップ陣とはだいぶ差をつけられてしまい、スプリント勝負ではだいぶ厳しい現実を見せつけられてしまう。しかし3日目のチェイシングに向けては大した差ではないとモチベーションを維持させる。

2日目はミドル。ここからは全日本ミドル、ロングとつづく10月の予行演習も兼ねる。おかげさまでお店に来てくれるお客さんが多く、気持ちがふわふわしたままスタートしてしまい序盤からミスを重ねる。タフな地表でペースを上げることに意識を持っていかれてしまい、本来やるべきコンパスでの方向確認や歩測、現在地把握がだいぶ疎かになってしまった。また笹を抜けるときに踏み跡を使うか否かで他力本願なルート取りに頼ってしまうなどレースへの気持ちの持って行き方に大きな課題あり。トップと10分差となりチェイシングでのトップ争いは厳しくなったが、個人レースの予行演習としてはこのほうがよいだろうと気持ちを切り替える。

9月になって最終日はロング。久しぶりのA3サイズのオリエンテーリングマップ。ミドルでの失敗をできるだけ修正していくことを心掛けながら走る。1番はまっすぐ行くのを止め、右手に大きく回って植生界をだとり岩の連なりを使いながらアタックするなど慎重な滑り出し。さすがに大回り過ぎたかもしれないが、昨日のふわふわした感じはなく落ち着いてできている。と感じたのも束の間、2→3→4と進むうちに近くでスタートした選手らと集団になり先を急ぐ気持ちが生まれてしまい4で沢を誤認してオーバーラン。ロングレッグの5番では道に出るまでの難しくなさそうな区間で左に外してしまい、延々藪漕ぎする羽目に。7番、14番と長めの直進を要するところではエイミングオフで無難に行けはしたものの、無難に行き過ぎて無駄に距離を伸ばしてしまったか。終盤に向けて淡々とやるオリエンテーリングのリズムを取り戻せたのは収穫。

といろいろ課題は多かったが、レースでしか気づけない多くの課題をこの時期に得ることができたのはここ数年ではなかったことなので、ここから10月に向けてできるかぎり準備していきたい。

応援にも来たアジアジュニアユース選手権。主役の代表選手はジュニアユース世代ということでこれから日本チームの主力として活躍していってくれることだろう。会場中の声援を受けながら走るという経験はなかなかできるものではない。そんな光景を見ていると年甲斐もなく選手たちがうらやましくなってしまったが、ぜひこれからもアジアの頂点、そして世界を目指してがんばってください。

またニューテレインでの複数日開催ということに加えて、広報や演出などで世界の舞台を見て来た若い運営者たちの大会に賭ける気持ちやそれを上手にサポートしてきた大人たちの苦労が垣間見られる大会であった。決して長くなかったはずの準備期間でよくやったなぁと感嘆するばかり。

AsJYOCミドルにて大型スクリーンを見て尾崎・村越の実況解説を聞きながら観戦を楽しむ観客たち

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