今回は水曜に出立。前回は木曜出立の強硬日程だったが、さすがにコンディション悪く、帰国後のダメージも大きかったのでこの繁忙期に申し訳なかったが一日早めての出立。
ボブと成田で合流し、ロンドン経由でその日のうちにグラスゴーまで。空港前のホテルに泊まり、前回行けなかったグラスゴーの街にも寄りつつ金曜に電車を使ってラーグスへ。
前回もグラスゴーに来たが、空港しか見ず田舎へ車を走らせたためかあまり気づかなかったが、グラスゴーは人も車も多く日本のようにさえ感じてしまった。そういえばいつも行くのはヨーロッパの片田舎ばかり、G7の大都市に行くことはあまりない。
それはともかく。ラーグスは鉄道の終着駅で小さなフェリーが向かいの島と行き来し、その奥にも小さな島々が望めるのどかな港町であった。なんとなく故郷松山の高浜を思い出す。
会場は街の中心から3キロくらい歩いたところ。お城が会場と聞いていたが、実際はお城から少し離れた牧場にテントを建てるいつもの雰囲気。北欧の大きなオリエンテーリング大会に出たことのある人には意外ととこじんまりした感じもするだろう。
会場には明日から使う地図が貼られる。大体の様子は予習していたが山頂付近はのっぺりとした山。そこでの位置特定が難しいかも。2日目に交通量のある道路を渡るという情報からから大体のコース回しも分かってしまう。
受付を済ませ、オーガナイザーたちに挨拶。ボランティアスタッフの待機室を使ってよいよと言われ、夕飯やらお菓子やらもいただく。ボランティアの人たちも何人かで集まって弁当を食べたりビールを飲んだりしながらおしゃべりを楽しむ和気あいあいとした雰囲気。
20時半からイベントディレクターのスチューによるブリーフィング。と言っても全員がいるわけではないので事前に知らされていた案内や受付で発表された追加情報などの再確認と各位に謝意を伝える開会式のような位置付けだが会場の熱気は高まる。
僕らは翌日に備えて運営者宿へ。宿はスコットランドナショナルスポーツトレーニングセンター。ラグビーやサッカーの代表チームも使う施設のようで、設備はホテル並み。日曜夜の打ち上げで「こんなところ使えるなんて、ありがとうエマ(人事責任者)」というスピーチが多かったことからも施設のステータスを感じた。
いよいよ当日。朝も会場まで送ってくれる手はずだったが、運営の慌ただしさの中で置いてきぼりになる。たまたまいた人に送ってもらえ助かる。
ボランティアスペースで朝食をとり、最後の荷造り。ボブの荷物は僕より1キロちかく重く感じたが大丈夫というので取り敢えず配分は変えずにスタートへ向かう。スタートまでは2キロ、30分くらい。曇天の予報が快晴なり。日本の初冬の肌寒さくらい。最高気温4℃、最低気温2℃という予報にはなっていたがもう少し暖かい感じがした。