WMG2021関西プレ大会

到着した夜、姫路城がピンクに光っていた

5月に予定されていたワールドマスターズゲームズ2021関西オリエンテーリング(フォレスト競技)プレ大会が11/6-7日に開催された。

元々は今年5月に本大会の予定で昨年5月にプレ大会があったがコロナ禍となり本大会が1年延期、プレ大会も半年延期となり昨年秋に開催されたがスケジュールが合わず行けず。しかしマスターズを狙うなら事前に下見に行かなくてはと思い今年5月のマスターズ合宿に申し込むも再度コロナ感染拡大があり延期。ようやく行ける日程になったと思ったら本大会が時期未定の再延期となってしまい、う~ん。しかしマスターズに向けて準備されている皆さんのことを思うと参加する形で盛り上げたいという気持ちが残る。ゆえに2日間大会のうち1日目はマスターズを見据えてM40Aクラスにエントリーしていたが、それはパスさせてもらって2日目JOA公認クラスに出場した。

夜に姫路まで移動して宿泊。当日朝に神河町へ。帰省や遠征でこの周辺を東西移動することはあったが南北の縦移動は初めて。こんな場所があるんだという旅情を感じながらの移動は久しぶり。思えばここ数年、だいたい行ったことある場所かその近くでしかオリエンテーリングをしていなかったもんな。神河駅はノスタルジーを感じる駅だった。

僕にとっては2021シーズン最後のレース。前週の7人リレーが酷い出来だったので気持ちレースをして終えたい。体力的にはあまり焦らなくてよい、ナビゲーションのリズムを整える。結果を意識しなくてよいので周りのペースに惑わされず自分のプランをしっかり遂行するすることを課題とする。

△→3
1はいきなりのショートレッグ。出だしでつまずかないように慎重にアタック。2はスピードを出せるレッグ。川を渡ってからが勝負で地形をしっかり先読みしアタック。脱出していく1分前のガウチこと寺垣内の姿を捉える。3は鞍部に出るまで、出てからで2セット。鞍部まではもっと直進的に行こうかとも考えたがガウチがそちらに行くので東西の道を引っ張って南北の道の乗り換えることにしてみたが、南北の道が結構高いところにあることを読み切れておらず登るのがめんどくさくなり森の中を進み差を付けられる。鞍部に出たところで南の沢を覗きコントロール方向を見るとアタックしていくガウチを見つけ同時にフラッグを視認する。

4→7
4は道を走り、尾根を下りながら道を横断していくアタック。ガウチはやぶの巻き方が異なり姿が見えなくなるがコントロールを脱出していく姿を見かける。5はややイージーなレッグ。道走りでガウチの背中を捉える。6はほぼパック。7のアタックで尾根に取り付くところで追い抜き、尾根の上で抜き返される。

7-9
8は長めのレッグ。ラフオープンの縁を利用するレッグが見えて、そこまでは尾根線を使って脱出するつもりだったがヤブがきつかったのでコンタリングで進むことにし数歩進むとガウチの姿を捉える。コンタリング区間でじりじり離されラフオープンの縁へ出るとガウチの姿はなくなりルートが分かれる。ラフオープンと道の交点から8の斜面に北からアタック。そのときに9方向を地形もチェック。選手の姿が見えないので先行できたか?8を取って9へ向かうと背中に気配を感じ後ろにガウチがいることが分かる。

9-14
10、11と比較的容易なレッグは続き、じりじりと差を詰められる。11の脱出で先行されたが12までのルート差で再度先行する。13のアタックでピークを登ったがガウチはコンタリングで抜けて再度先行される。尾根を辿って14へのアタック。手前の岩を捉えてからアタック。ガウチが先に右斜面へ降りていく。僕の頭の中ではまだ先だと思っていて先に出し抜けるとペースを上げたが見える尾根の形がイメージ通りでない。あれあれ?となりコンパスで尾根の向きを見て復帰し14へ。先週のリレーのイメージもあり競り合いに没頭しすぎてしまった。そしてまた同じ失敗をしてしまう。

14-16
14からは一人旅。15へは鞍部、ラフオープン、道、道の曲がり、斜面に取り付きその先の谷へアタック。ミスした後だがリズムよく行けた。で16。作業道を少し辿ってあとは谷を詰めるだけ。谷を登っていくときに前方にガウチ他数名の選手が北へ抜けていくのを見かけあそこかの沢とナビゲーションを終える。が大きな沢から南に飛び出た小さな沢にあると思っていたらその少し南にある水系の終わりがコントロール位置であった。「全然ないじゃないか」と谷を上下にうろうろ。コントロールのすぐそばにいるのに目にも入らず。仕方なく東の作業道を見に行き「やっぱり合ってるよな」と確認してから戻るときに目に入ったフラッグ。隣接コントロールかと一応覗きに行ってみると「ここじゃん」という顛末。ケアレスミスもいいところ。

16→◎
道、尾根、傾斜変換でなぞる17。道、やぶの先の方を目指すでたどり着く18とペースを上げられるレッグだがすっかり意気消沈しているせいか自分でも勢いがないことが分かるペース。挙句18の脱出で湿地にはまり、ラストコントロールを見逃しフィニッシュしそうになり一旦逆走するなど精彩を欠いたまま終了。

当初の人のペースに惑わされないという目標をまったく達成できなかった。しかしガウチと競えるのであればそんな目標はかなぐり捨てても問題はなかった。ただ望郷の森鉄人リレーでも7人リレーでも、人と競り合ったり人のペースで走った後にふと1人に戻ったタイミングでまったくオリエンテーリングができなくなっている。かつては合宿に参加して集団走の練習をよくやっていたので自分をコントロールする感覚を掴めていたはずなのだが、個人練習しかしなくなりそれができなくなったんだろう。毎週のように合宿や練習会に参加していた日々が懐かしい。16のミスは開いた口が塞がらないけれど、目標だった全日本が終わり、その先の目標だったマスターズもだいぶ先への延期が決まり、レースに対する集中が途切れてしまったんだろうという気もしている。

とにもかくにもこれで2021年のレースは終了。しばらくレースの予定もない。年内はのんびり過ごそうか。

M21A入賞者。神河町の町長もお越しになる。

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