今回のWOCで、2004年の遠征中に一緒にトレーニングしたウクライナのスラバがロングで入賞した。当時は日本選手より少し速いくらいで予選は通過できるけど、という成績だった。地元のアドバンテージがあるとはいえ、この3年間での彼の努力は相当なものだったはずだ。
彼の結果を知ったとき、なんだか嬉しかった一方で、このまま負けっぱなしなのは悔しいと思った。
そしてリレーを走る3人を見て、やはり走りたかった。
この完敗を認めて、それでも前に進むのは苦しい。でもこの壁を乗り越えないと、望んでいるものは決して得ることができない。
来年までは1年もない。焦る気持ちもあるけれど、本当に自分が心の底から望んでいるのならば何でもできるはず。
悔しい気持ちなんて日々の様々な誘惑の中では意外とすぐに忘れる。どこまで本気なのか、それだけが問われている。