Road to France その9

Woc_relay
(C)WOC2011
ロング予選
予選からタフなレースでした。予選通過は遠かったですが、昨秋のトレキャンの時に比べたら数段よくコントロールできました。改善できる点は少なくないですが悪いレースという印象はないです。満足してはいけないでしょうが、これが僕の結果だったと自信を持って提示できます。体調、メンタルはすこぶるよく、レースへのアプローチはこれまでのどの大会よりも落ち着いていました。
ロング決勝
これから宿舎でネット観戦。走るつもりだったロング決勝。しかし買って来た地図をみて、予選で落とされて当然だった気がしました。国内レースでもよく言われることだけど、予選は決勝をちゃんと走れない人を落とすレース。つまり予選を通ることを目標にするのではなく、決勝をちゃんとしたタイムで走りきるというところに目標がないといけないのです。
リレー
ロング予選の作戦を踏襲し、淡々と自分のリズムで走るつもりでしたが、直前で作戦を変えました。TVコントロール(つまり全ランナーが通過する共通コントロール)の位置が事前に会場のスクリーンに映し出されました。それは2、4、6、7、9、11…。 だったら1、3、5、8、10番をオリエンテーリングすればいいだけじゃないか、共通コントロールはフォローするだけでもOK、という作戦を取りました。そのためには1番で何が何でも集団にいなくてはいけません。
スタートダッシュはいつもやっていることなのであまり不安はありませんでした。むしろ周りが少し遅く感じられるくらいでした。十分プランニングできるペースでした。集団にいる間はうまくいってましたが、パターン振りが分かれ、ばらけてからのナビゲーションが難しく、終盤のループで大きく遅れてしまいました。しかし大体のペースは掴むことはできました。今後の国内での練習機会に生かしていきたいです。
トップ集団の中は熾烈でした。足は踏むは、インに入ろうとタックルしてくるは、まさに格闘でした。結構張り合えたつもりです。紳士的ではないですが、彼らの闘争心は見習いたいところです。短い時間ですが世界チャンピオンたちよりも先行してオリエンテーリングを出来たことはこれまでとは違う感触を得た理由の1つです。
大会終了後
今年のWOCはバンケット含め全日程を終了しました。応援ありがとうございました。結果を振り返れば個人戦もリレーも例年と変わらない低調なものとなってしまい悔しいです。
その一方でこの2年間のトレーニングは正しい方向を向いていたという手応えは確かに感じられました。日々はまず何より量をこなし、森では基礎を身につけ、ネットを使ったテレイン研究で準備をするということです。
しかし目標を予選通過に置いていてもそれを数年に一度達成するのがやっとでしょう。目標は決勝のコースをよいタイムで走り切ることに置かれるべきです。それを達成するには何をどれだけするべきなのか。その目安をチームで共有していかなくてはならないと思います。詳しいことはまた後ほど。
(ツイッターでのツイートを再編集して掲載しています)

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