田舎の生活その10

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秋は深まり、川根本町では早くも冬の気配さえ感じられつつある。短い秋には山の田舎らしさを感じる。だがそのほかにも何か違和感がある。これまでの秋と何かが違う。それにふとしたことで気づいた。まずはそんな話から。
アジア選手権で中国に遠征中、僕の生まれた育った愛媛ではお祭りが開催されていた。今年はネットで祭りをチェックすることもできなかったなぁと少し残念がり、祭りの様子に思いを馳せた。太鼓台という金糸の刺繍幕に飾られた大きな山車が練り歩き、五穀豊穣を祈る。その金糸の飾りと稲穂が同じ色に輝く美しい姿を、今年も見せていただろう。
稲穂、、
稲穂、、
稲穂!
そう、川根本町には水田がほとんどないので稲穂を見ることがない。稲の色が少しずつ変わり、だんだん秋になってくるという変化を感じられない。だから急に秋がやってきたという感じがするのかもしれないな。そんな僕の小さな発見などお構いなしに、お茶畑は相変わらず丸い頭を並べているのが可愛らしい。
さてこの時期、町には紅葉狩りの観光客がたくさん来るというのでどこも忙しそう。狭い国道は混雑し、片側交互通行の交通整理が行われる。GW以来の大事だ。そんな行楽の秋はオリエンテーリングのシーズンでもあり、大会参加やイベント運営で僕も忙しい。なんだかんだで10月は半分以上家にいなかった。近くのおばあちゃんは、僕は普段は都会に住んでいて、ときどき嫁さんにとこに通っていると思っているかもしれない。
そんななかでもちょっとした時間はあるもので、近くの畑で落花生や里芋、さつまいもなど秋の味覚を収穫した(といっても植えて育ててくれたのは近所のおじさん)。
恥ずかしい話、落花生は土の中にできるというのを今の今まで知らずに生きていた。里芋も親芋小芋孫芋と連なっているなんて知らなかったし、さつまいもこそイメージは正しかったが、縦に埋まっているのでじゃがいもよりも掘り出しが大変ということはやってみないとわからない。
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収穫だけのなんちゃって農業だけれど、それでも農作業の大変さを知り、畑を作り、植え、育て、獲るというすべてを行っている農家の人たちの偉大さを感じた。そう思うと、スーパーに並んでいる野菜たちも値段だけではなくて、その向こうにある農家の人たちの生活まで気になってくる。
ほかにも家の中にちょっと手を入れ、少しずつ僕らの家にしつつある。来月もちょっとずつがんばろう。
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