AcOC2014手記より その5

21日 ミックス・スプリントリレー
今年の大会から始まったスプリントリレー。女男男女の順。Aチームは山本谷川尾崎加納、Bチームは新井長縄小泉寺嶋の順。代表選手ではない寺嶋さんに入ってもらいなんとかチームが組める状況であったが、さらにこの日の朝に新井選手の体調がだいぶ悪いとのこと。風邪かと思ったが、どうやらもっと症状が悪いよう。自分たちの準備もあり、詳しい状況が分からないが本人は走る気でいるようなので、とにかくどんな状況でもしっかり走るつもりで進める。
この2日間に比べればだいぶ暖かい気温に戻る。体もよく動く。疲れはあるがたかが3km、しかも明日はレースがないのだから、押せるだろう。新井選手は相当悪そうだ。正直走らせなくてもよいのではと思ったがチームとしては2チーム出すということを優先したようだ。選手としては出番があるならしっかり走るしかない。
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▲スプリントリレーのコース
レース展開はすでに個人レースと変わらぬ展開となった。1人旅、コースも難しくはないし、とにかく押して押して走るだけ。気持ちのよいレースであったし、タイムもよかった。これが最後だとしても気持ち悪くはないだろう。これからはそういう気持ちで走ることが増えるのかもしれない。
Aチームは最後に中国に刺される。加納さんは2日連続最後に中国に刺されてしまった。同じ負け方はさぞ悔しいだろう。
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▲36歳にしてまさかの全レース出走
午後はのんびりできるスケジュール。だけどこんなところにいるのだからオリエンテーリングしないのはもったいない。初日に入ったテレインでリレートレーニングを何人かと。この速いペースでオリエンテーリングをした経験は特に若い選手にはよい糧になると思う。香港チームが来ているウェアに365ProTrainingという文字がプリントされていた。常にアスリートとして進化する気持ちを持ち続けることが大事。果たしで自分はどうなのか?
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▲閉幕を惜しむかのように最後の表彰式、閉会式と盛り上がる
夕方、大団円の表彰式からのバンケット。ビールはなく、ワインとウォッカ。しかも国ごとにテーブルは決まっておらず、韓国北朝鮮の人々が座るテーブルに。どんな緊張感が漂うのかと思ったらハングルで和気あいあいと語り合っている。お前は小泉だな、ロングで入賞していただろ、速いなと言ってもらう。でも小泉純一郎と関係があるのか、あるならば・・・、とドキっとさせるユーモアも。でも名前や顔を覚えてもらい、どんなオリエンテーリングをしているのかと聞かれるだけでもうれしいし、日本を代表する選手としてしっかり答えなくてはいけないという意識も芽生える。こういう場をもっと若い選手にたくさん経験してほしいと思う。
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▲ベテラン女子チャンピオンの植松さんは大人気
 バンケットはその後ディスコモードへ。運営者参加者入り乱れてのダンス。今回の大会の総責任者であるイリーナさん(女性)にダンスに誘われたのは嬉しかった。前回に引き続き、平和であることの幸せを感じ、そしてこの幸せが続くことを願う気持ちが高くなるバンケットであった。
22日 帰国の途へ
朝早く出て1週間過ごしたディスカバリーを出発。霧が出ており幻想的な中を走り出す。山に缶詰1週間、オリエンテーリング三昧、なんとも幸せな時間を過ごせた。
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▲朝もやの中を帰国の途へ
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▲雲海のような霧
バスはアスタナへ向かって南下。アスタナ空港は郊外にあるがバスは都心に向かって進む。90年代後半にアルマトイから遷都され新しい首都になったアスタナ。2017年には万博が開催されるとのことで建設ラッシュ。一昔前のお台場のような雰囲気だった。そしてバス運転手が気を利かせてくれたのかアスタナの名所っぽいところで少し休憩となった。アスタナタワーを中心に計画された都市。人工的という言葉がとてもよく似合う。懐かしさを覚えたのはきっとつくばの研究学園都市に似ているからだろう。
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▲計画都市アスタナ
空港についてから夕方の出発までは空港内でPCを開き、1週間ぶりのネット環境でメール処理など。帰りは一度アルマトイへ行き、そこから北京、成田。長い旅、ほとんど寝ていただろうか。楽しい遠征の終わり。次はどこに行けるか?
数年前までの遠征は、来年はどこを目指し、そのためにはそれまでに何をどれだけやらなきゃだめで、絶対そうしてやるという気持ちが沸々と湧き上がってきたものだが、今回の帰り道ではそういう気持ちがまったく湧き上がらなかった。もっとうまくなりたい、速くなりたいという気持ちがないわけではない。問題はそれを発揮する場所を見つけ出せないことにある。いずれにしても、これまでとは違う方向から違うやり方で、その場所を目指す時期に来ているのかもしれない。
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